あなたは株式投資が怖いですか?

あなたが周囲の人に株に投資しているといった時

「株はリスクがあるから嫌だ」

「株なんて怖いものよくやるね」

「株なんてやると損するよ」

「株だけはやるなと家訓で言われている」

といった否定的なコメントをもらうことがありますよね。

確かに株をやっていれば損する可能性は高いです。

株式投資をすれば誰でも100%損することはあるといっても過言ではないでしょう。

でも、株に投資しないこともリスクなんじゃないでしょうか?

私は株式投資を20年間やってきていますが、株に資産を投入していないと怖いです。

今回は株は怖いと思っている人向けに、「株に投資しないことはリスクである理由」を説明します。

本記事の対象と読んで得られること
    • 対象:株は怖いから絶対やらないと思っている人
    • 得られること:株に投資しないリスクがわかります。株に投資するリスク、投資しないリスクを天秤にかけてあなたの投資行動を決められるようになりますよ。

株に投資しないと大きな資産が作れないので不安

これは断言できますが、一般人は株等のリスク資産に投資しないと大きな資産は作れません。

投資するリスク資産は不動産投資でもいいとは思うのですが、私は株のほうが得意なので株をやっています。

一般にサラリーマンの場合、年収が高い人でもせいぜい一千万円程度です。

年収一千万円でも家族持ちの場合現実的に考えると年間200万円程度貯金できればいいほうでしょう。

仮に年200万円の貯金を20年間継続できたとして、作れる資産は4,000万円だけです。

そして、現預金だけでは何の配当も生みません。

年収1000万円というサラリーマンの中では比較的高い給料をもらっていたとしても、投資しなければ大した資産は築けないのです。

では、年間200万円を貯金ではなく株に投資した場合は20年でどうなるとおもいますか?

エクセルで、

=FV(0.07/12, 12*20, -2000000/12, 0)

と打ち込んでください。

これは年200万円相当額を毎月株に投資し、年間平均リターン7%で運用した場合、20年間でいくらになるかを計算するものです。

計算結果は86821109.9709196ですから、20年で8,600万円が作れます。

年間平均リターン7%が高いかどうかは人それぞれ見方はあるでしょうが、米国のSaaS銘柄の場合年率20%、30%で売上成長をしている企業が多くありますので、そういった高成長銘柄に投資していけば十分に実現可能です。

また、私のシンガポールリートでも年間平均リターン7%は稼げていますので、シンガポールリートで7%のリターンを出せるなら、株でも同等かそれ以上のリターンは出せると思いますよ。

貯金だと4,000万円にしかならなかったものが、控えめな年間平均リターンを使った計算でも株に投資すれば20年で倍以上になりました。

つまり、中長期で考えれば現預金ではなく株に投資することで大きな資産を作ることができる可能性があります

大きな資産があれば経済的にも安心ですし、子供の留学費も余裕で出せますし、年に二回くらい家族で海外旅行に行けるかもしれません。

これは大きな差です。

あなたは株に投資して中長期的に大きな資産を築くのがいいですか?

あるいは、株に投資せずに他の人に資産に大きな差をつけられるのがいいですか?

私は株に投資して大きな資産がほしいので、株に投資しないと怖いです。

株に投資しないとお金を増やす機会を逃すのが怖い

株は怖いという人がいますが、私は株に投資していないと不安です。

なぜなら株に投資していないとお金を増やす機会を逃す可能性が高いためです。

例えば、私は日本株で弁護士ドットコムに投資して、株価は買値の3.67倍に上がりました(既に売却済み)。

もし私が弁護士ドットコムに投資していなければ、現在の利益は得られませんでした。

他、チームスピリット、CyberArk Software, Paycom Software, Wix.com, Splunkへの投資で得られていた利益も、株に投資していなければ得られなかったものです(注:全部売却済みです)。

私は株式市場でお金儲けする機会を逃さないために株式投資を続けています。

機会なんていつどこにあるかわかりませんよ。

私もあなたも神様ではないので、未来は常にわかりません。

ただ、あなたが株に投資せずにお金持ちになる機会を逃している横で、間違いなく大儲けしている人はいます。

あなたはチャンスをみすみす逃したいですか?

チャンスを自分のものにしたいですか?

私は株に投資していないと金持ちになる機会を逃すので嫌ですね。

怖いといっても、株では37敗程度勝てれば十分なので気楽に考えればよい

株に投資していない人がよく理解していないかもしれませんが、株式投資では損してもいいんです。

投資した銘柄全部が上がるなんてことは100%ありません。

28敗でも37敗でもいいですが、私のような一般人の場合投資した半分以上が含み損になることもあります。

例えば、私は40銘柄を保有して、儲かったのは12銘柄だけです。

勝率3割です。

でも、株のポートフォリオ全体としては十分に利益は出ていました。

7割損しても残り3割で利益を伸ばして、株のポートフォリオ全体として利益を出す程度でいいんですから、気楽にやって大丈夫です

株をやったことがない人が「株は損するから嫌だ」ということはありますが、「株は損しても良いんです。全体で利益が出れば。」といってあげましょう。

もちろん、損切りするなどリスクのコントロールはちゃんとする前提ですよ。

株のリスクは慣れればコントロールできる

株のリスクが怖いという人は多いですが、株のリスクなんて慣れの問題です。

継続的に投資していれば、だんだん慣れて心理的にも技術的にもリスクをコントロールできるようになります。

何事もそうですが、継続的にやっていれば株だってうまくなります。

株のリスクが怖いからといって株に投資しなければいつまでたっても株のリスクをコントロールできるようにはなりません。

株のリスクがコントロールできるようになれば、勝率2割でも3割でもポートフォリオ全体としては株への投資で利益をあげられるようになりますよ。

まとめ

「株をやるのは損するかもしれないし怖い」という常識に対して、投資家視点から「株に投資しないと別のリスクがあって怖い」ことを説明しました。

株に投資しない場合のリスクは、一言で言うと「株に投資していれば得られたであろう金儲けの機会損失」です。

株に投資すると損する点については、3勝7敗でも十分な利益が出ている私の例を紹介しました。

若干極端かもしれませんが、10銘柄に100万円づつ均等に投資し、うち9銘柄が買値から30%下がり、1銘柄が10倍になったとしましょう。

その結果、100万円x10銘柄=1000万円投資した結果の資産は、

100万円x70%(30%の損)x9+100万円x10倍=1,630万円になり+60%の収益を得られます。

個別株で損していても、このように試算すると全体では利益が出るのです。

株式投資の目的はあなたの資産を増やすことで、全ての個別株で利益を出すことではありません。

株に投資しないと将来の大きな可能性を逃すというリスクがあるので、私には怖いです。

株に投資せずに資産を増やせずにいるのが良いのか、若い頃から大きく株に投資して幸せな生活を実現できる資産を築くのがいいのか、あなたはどちらを選びますか?