三菱UFJ銀行で投資信託を買うなら何がいいと思いますか?

ゼロから自力で1億円の資産を築いた私の観点で、三菱UFJ銀行の投資信託ラインナップの中でおすすめできる投資信託は一つだけです。

ズバリ、私ならeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)に投資します。

今回は三菱UFJ銀行で投資するならどの投資信託がおすすめかについて紹介します。

中長期の投資に向く良い投資信託の条件は何か

銘柄を選ぶ前に、どういう投資信託が中長期の投資に向くのかを考えてみましょう。

中長期的にお金を儲けるためには

  • 中長期的に株価が上がる可能性が一番高い市場の株に投資する
  • 運用コストが安い

の条件を満たす投資信託に投資するのが、儲かる可能性が高い方法ではないかと考えています。

単純に株価が上がることで投資信託の価値が上がり、運用コストが安ければ利益から引かれる費用も少ないからですね。

では、どこの市場の株価が中長期的に上がると思いますか?

米国、中国、インド、南米などいろいろな考え方があると思いますが、ぶっちゃけ未来のことはわからないです。

ですので、投資信託で儲けようとする場合は、

  • 世界全体に投資する、あるいは
  • 世界中で事業をやっている企業が多くある市場に投資する

の2つどちらかがよいです。

前者は全世界株式インデックスに投資するもので、後者は基本的には米国市場に投資するものです(グローバルに展開している大企業が一番多いのは米国)。

どちらを選ぶかですが、当ブログでは米国市場に投資するのが良いのではないかと考えています。

何故なら過去世界をリードするイノベーションは米国中心に出てきましたし、過去のチャートを見る限りは米国株式への投資が全世界株式への投資を上回っているからです。

過去が未来を約束するものではありませんが、未来を予測するのが困難な以上判断材料としては過去しか無いのも事実です。

また、全世界株式インデックスに投資するとどうしても非効率でパフォーマンスが悪い地域が含まれてしまいます。

このパフォーマンスが悪い地域が含まれているために、全世界株式への投資は米国株式への投資より投資信託のパフォーマンスが劣る可能性があるのです。

よって、中長期的に投資すべき投資信託の条件は、

  • 米国株式インデックスに投資するものの中で
  • 運用コストが一番安いもの

となります。

三菱UFJ銀行の投資信託ラインナップの特徴

大手都銀の投資信託ラインナップを比較すると、三菱UFJ銀行のラインナップには大きな特徴があります。

それはインターネットバンキング専用ですが、三菱UFJ国際投信のeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)という低コストの米国株式インデックスファンドを扱っていることです。

他の大手都銀も低コストのインデックスファンドの取扱をやっているところはあります。

例えば、みずほ銀行はたわらノーロードシリーズを扱っています。

三菱UFJ銀行はeMaxis Slim以外にもiFree S&P500インデックスファンドも扱っています。

ただ、銀行取扱の米国株式インデックスファンドを比べると、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)のほうが運用コストが安いのです。

運用コスト(信託報酬)を比べると

  • みずほ銀行・たわらノーロードNYダウ(純資産総額に対して年率0.2475%(税込)
  • 三菱UFJ銀行・iFree S&P500インデックス(日々の純資産総額に対して、年率0.2475%)

なのに対し、三菱UFJ銀行・eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の運用コストは純資産総額に対して年率0.165%と年間0.825%も安いです。

たかが0.825%!!と言われそうですが、1,000万円投資した場合の年間コストの差は82,500円です。

中長期で投資するつもりで資金1,000万円を上記の投資信託で20年間運用したとすると、コストの差は82,500円x20年=165万円にもなります。

おわかりになったように投資信託の運用コストの差は中長期的に大きな金額の差を生むので0.1%も抑えるのが鉄則です。

コストの高い米国株式インデックスファンドに投資しても、投資対象の市場が同じならパフォーマンスの差は全くありません。

結果が全く同じなら、コストが安いほうが良いに決まっています。

三菱UFJ銀行の投資信託のラインナップには、大手都銀の投資信託ラインナップの中で米国株式インデックスファンドの運用コストが最も安いeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を(インターネットバンキング専用ですが)扱っているのが大きな特徴です。

運用コストの違いによって投資信託のパフォーマンスにほとんど影響がない以上、三菱UFJ銀行で投資する場合は、大手都銀での米国株ファンドの中で運用コストが最も安いeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)がおすすめになります。

まとめ

三菱UFJ銀行で投資するならどの投資信託がおすすめかについて説明しました。

三菱UFJ銀行、あるいは大手都銀の中でも、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)がおすすめです。

ただし、これは大手都銀で投資するという条件での話です。

ネット証券でも投資することが可能という場合(ネット証券を使わない理由はありませんが)、

SBI証券でしか取り扱いのないSBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド(信託報酬:0.0938%程度)のほうがeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)より運用コストが安いです。

これから投資を始めるという人で大手都銀での投資にこだわりがない(明らかにネット証券で投資したほうが便利ですよ)場合は、SBI証券でSBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドに投資するほうが、三菱UFJ銀行よりより低コストで運用できるのでおすすめです。

過去が未来を約束するものではないですが、超低コストの米国株式インデックスファンドに中長期的に投資することで大きな投資成果が上げられると私は思っていて実際に投資しています。

あなたもできるだけ運用コストの低いインデックスファンドで中長期の投資を始めてみましょう。