急成長中の米国株の中には巨額の赤字を出し続けている会社も多いですよね。

例えば、ウーバーは2019年度上半期決算(2019年8月8日発表)にて、売上高6,265M (YoY 17%増)に対し税引後利益6,248Mの赤字と巨額の赤字を計上しています。

もう一つの例をあげると、Workdayも2019年度上期決算で売上高1,712M (YoY 32%) 税引後利益 237Mの赤字でした。

新興株は開発費用や顧客獲得コストで大きな赤字になることが多いのですが、黒字の会社の方が安心じゃないですか?

今は赤字の新興企業でも将来的には黒字転換する必要はありますよね。

だったら、今の段階で黒字のほうが断然安心です。

今回は急成長中かつ黒字の米国新興株を紹介します。

なお、この記事は米国株 決算マンさんのZoom決算まとめについてのTwitterでZoomがGAAP黒字であるという指摘にヒントを得て書いています。

スポンサーリンク

AppFolioは売上高35%成長で黒字

特定業界向けのクラウドソフトウェア(不動産と法律家向け)を提供しているAppFolioは急成長かつ黒字です。

2019年7月29日発表の2019年度上期決算によると

  • 売上高:USD 120M
  • 売上高伸び率(前年比):35%
  • GAAP利益:USD 26Mの黒字
  • 営業キャッシュフロー:USD 12Mの黒字
  • 現金同等物+短期投資:USD 39M

と高い売上成長と共にGAAP黒字を実現しており、健全な経営をしていることが分かります。

既に2017年度決算からGAAP黒字になっており、黒字経営が定着しています。

Paycom Softwareは売上高30%成長で黒字

クラウド人事ソフトウェアのPaycom Softwareも急成長中かつ黒字です。

Paycom Softwareは私の持ち株の中で最大の含み益を叩き出している主力銘柄になります。

2019年7月30日発表の2019年度上期決算によると

  • 売上高:USD 369M
  • 売上高伸び率(前年比):30%
  • GAAP利益:USD 96Mの黒字
  • 営業キャッシュフロー:USD 123Mの黒字
  • 現金同等物+短期投資:USD 94M

と相変わらず高い売上高成長率かつ黒字です。

過去をさかのぼってみると、Paycom Softwareは2013年度から既にGAAP黒字でした。

The Trade Deskは売上高42%成長で黒字

広告会社のバイサイドに特化したDSPプラットフォーム提供企業The Trade Deskも急成長かつGAAP黒字です。

2019年8月8日発表の2019年度上期決算によると

  • 売上高:USD 281M
  • 売上高伸び率(前年比):42%
  • GAAP利益:USD 38Mの黒字
  • 営業キャッシュフロー:USD 21Mの黒字
  • 現金同等物+短期投資:USD 230M

と非常に高い売上高成長率かつ黒字です。

The Trade DeskのIPO Prospectusを見る限り、2014年度の段階で既にGAAP黒字になっていました。

Zoomは売上高96%成長で黒字

クラウドベースのWeb会議システムを提供しているZoomは非常に高い売上成長でありながら黒字です。

2019年9月5日発表の2019年度上期決算によると

  • 売上高:USD 267M
  • 売上高伸び率(前年比):96%
  • GAAP利益:USD 7.7Mの黒字
  • 営業キャッシュフロー:USD 53Mの黒字
  • 現金同等物+短期投資:USD 755M

と非常に高い売上高成長率かつ黒字です。

他の新興株に比べると突出した現金同等物(+短期投資)を持っているのも魅力です。

ただ、その分株価が非常に高いですけどね。

Yandexは売上高40%成長で黒字

ロシアの検索エンジン会社(ロシアのGoogle)であるYandexも急成長かつ黒字です。

Yandexを米国新興株に入れて良いのかは議論があるとは思いますが、NASDAQ上場株なので入れました。

2019年7月26日発表の2019年度上期決算によると

  • 売上高:78.7B RUB
  • 売上高伸び率(前年比):40%
  • GAAP利益:6.5B RUBの黒字
  • 営業キャッシュフロー:334M RUBの黒字
  • 現金同等物+短期投資:RUB 75B (USD 1,189.2M)

と非常に高い売上高成長率かつ黒字です。

Yandexについては少なくとも2011年度から黒字です。

Qiwiは売上高38%成長で黒字

ロシアのペイメントサービス会社Qiwiも急成長かつ黒字です。

時価総額がUSD 1.54Bとまだ小さいので投資するのも面白いかもしれませんね。

2019年8月19日発表の2019年度上期決算によると

  • 売上高:18.5B RUB
  • 売上高伸び率(前年比):38%
  • GAAP利益:3B RUBの黒字
  • 営業キャッシュフロー:883M RUBの黒字
  • 現金同等物+短期投資:RUB 38.6B (USD 612M)

と非常に高い売上高成長率かつ黒字です。

Qiwiの時価総額はYandexの10分の1強です。

もちろん、Yandexのほうが圧倒的に大きな会社であることには変わりはないのですが、Qiwiももう少し評価されて良いのかなという印象はあります。

Qiwiは少なくとも2013年度で黒字でした。

まとめ

米国の新興企業というと、まず顧客を獲得しシェアを拡大するために巨額の開発費とマーケティング費用を使い、売上高は急成長だけど大赤字の会社が多いという印象を持っていました。

でも、探してみると、意外にGAAPベースで黒字の会社もありますね。

ここ数年で米国新興企業の株価は大きく上がりました。

米中貿易摩擦など世界経済の不透明さが増す中、どこかの時点で株価が大きく下がる場面もあるかもしれません。

そういった時には、今回挙げたような既に黒字経営をしていて売上高も急成長中の新興株を格安の株価で拾えると、大きな値上がり益が期待できますね。

 

    SBI証券
    スポンサーリンク

    Twitterでフォローしよう