あなたは急成長中にも関わらず黒字決算の新興株ってどんな銘柄を思い浮かべますか?

急成長中の米国株の中には巨額の赤字を出し続けている会社も多いですよね。

例えば、ウーバーは2020年度第2四半期(2020年8月6日発表)にて、売上高USD 2.2B (YoY 29%減)に対し税引後利益1USD 1.7Bの赤字と巨額の赤字を計上しています。

もう一つの例をあげると、Workdayも2020年度Q2決算で売上高USD 1.06B (YoY 19.6%) 税引後利益 USD 28Mの赤字でした。

新興株は開発費用や顧客獲得コストで大きな赤字になることが多く、また営業キャッシュフローは黒字の会社も多いのですが、税引き後利益が既に黒字の会社に投資したほうが更に安心です。

米国新興株の中には急成長中でかつ税引後利益が黒字の会社も存在します。

黒字であるからこそ、より安全性の高い投資ができ魅力的だと考えています。

今回は急成長中かつ黒字の米国新興株を紹介します。

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AppFolioは売上高35%成長で黒字

特定業界向けのクラウドソフトウェア(不動産と法律家向け)を提供しているAppFolioは急成長かつ黒字です。

2020年8月3日発表の2020年度Q2決算(累積)によると

  • 売上高:USD 153M
  • 売上高伸び率(前年比):27%
  • GAAP利益:USD 21Mの黒字
  • 営業キャッシュフロー:USD 27Mの黒字
  • 現金同等物+短期投資:USD 73M

と高い売上成長と共にGAAP黒字を実現しており、健全な経営をしていることが分かります。

既に2017年度決算からGAAP黒字になっており、黒字経営が定着しています。

Paycom Softwareは売上高30%成長で黒字

クラウド人事ソフトウェアのPaycom Softwareも急成長中かつ黒字です。

2020年8月4日発表の2020年度Q2決算(累積)によると

  • 売上高:USD 424M
  • 売上高伸び率(前年比):14%
  • GAAP利益:USD 91Mの黒字
  • 営業キャッシュフロー:USD 107Mの黒字
  • 現金同等物+短期投資:USD 133M

と相変わらず高い売上高成長率かつ黒字です。

過去をさかのぼってみると、Paycom Softwareは2013年度から既にGAAP黒字でした。

The Trade Deskは売上高42%成長で黒字

広告会社のバイサイドに特化したDSPプラットフォーム提供企業The Trade Deskも急成長かつGAAP黒字です。

2020年8月6日発表の2020年度Q2決算(累積)によると

  • 売上高:USD 300M
  • 売上高伸び率(前年比):7%
  • GAAP利益:USD 42Mの黒字
  • 営業キャッシュフロー:USD 149Mの黒字
  • 現金同等物+短期投資:USD 554M

と非常に高い売上高成長率かつ黒字です。

The Trade DeskのIPO Prospectusを見る限り、2014年度の段階で既にGAAP黒字になっていました。

Zoomは売上高96%成長で黒字

クラウドベースのWeb会議システムを提供しているZoomは非常に高い売上成長でありながら黒字です。

2020年6月2日発表の2020年度Q1決算によると

  • 売上高:USD 328M
  • 売上高伸び率(前年比):169%
  • GAAP利益:USD 27Mの黒字
  • 営業キャッシュフロー:USD 258Mの黒字
  • 現金同等物+短期投資:USD 1.1B

と非常に高い売上高成長率かつ黒字です。

他の新興株に比べると突出した現金同等物(+短期投資)を持っているのも魅力です。

ただ、その分株価が非常に高いですけどね。

Yandexは売上高40%成長で黒字

ロシアの検索エンジン会社(ロシアのGoogle)であるYandexも急成長かつ黒字です。

Yandexを米国新興株に入れて良いのかは議論があるとは思いますが、NASDAQ上場株なので入れました。

2020年7月28日発表の2020年度Q2決算(累積)によると

  • 売上高:88.4B RUB
  • 売上高伸び率(前年比):12%
  • GAAP利益:1.8B RUBの黒字
  • 営業キャッシュフロー:138M RUBの赤字
  • 現金同等物+短期投資:RUB 184B (USD 2,634M)

と非常に高い売上高成長率かつ黒字です。

Yandexについては少なくとも2011年度から黒字です。

Qiwiは売上高38%成長で黒字

ロシアのペイメントサービス会社Qiwiも急成長かつ黒字です。

時価総額がUSD 1.13Bとまだ小さいので投資するのも面白いかもしれませんね。

2020年8月19日発表の2020年度Q2決算(累積)によると

  • 売上高:19.9B RUB
  • 売上高伸び率(前年比):12%
  • GAAP利益:3.4B RUBの黒字
  • 営業キャッシュフロー:7.7B RUBの赤字
  • 現金同等物+短期投資:RUB 33B (USD 481M)

と非常に高い売上高成長率かつ黒字です。

Qiwiの時価総額はYandexの10分の1強です。

もちろん、Yandexのほうが圧倒的に大きな会社であることには変わりはないのですが、Qiwiももう少し評価されて良いのかなという印象はあります。

Qiwiは少なくとも2013年度で黒字でした。

まとめ

急成長中かつ黒字の米国新興株は何かについて紹介しました。

米国の新興企業というと、まず顧客を獲得しシェアを拡大するために巨額の開発費とマーケティング費用を使い、売上高は急成長だけど大赤字の会社が多いという印象を持っていました。

でも、探してみると、意外にGAAPベースで黒字の会社もあります。

ここ数年で米国新興企業の株価は大きく上がりました。

コロナウイルスの感染拡大等により世界経済の不透明さが増す中、どこかの時点で株価が大きく下がる場面もあるかもしれません。

そういった時には、今回挙げたような既に黒字経営をしていて売上高も急成長中の新興株を格安の株価で拾えると、安定した運用とともに大きな値上がり益が期待できますよ。

あなたも世界の株価が大きく暴落しているときに、こういった優良な成長株を安値で買って儲けてみましょう。

 

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