個別株のリスクを取らずに、高配当株に投資する方法は何があると思いますか?

個別株で配当を受け取るのは魅力ですが、リスクもあります。

例えば、日産自動車は高い配当利回りで有名でしたが、ゴーン会長が突然逮捕され株価にも大きく影響しました。

ゴーン会長が突然逮捕されるなんて誰にも事前に予測しようがありません。

2018年は個別株投資には予測不能なリスクがあることを改めて認識した年でした。

ゴーン会長が逮捕され日産株が暴落するような局面でも、高配当株を集めた上場投資信託(ETF)に投資していたらどうでしょうか?

日産がETFに組み込まれているため、ETFの価格へのインパクトはゼロではありません。

ただ、ETF一本で幅広い銘柄に分散投資しているので、一つの銘柄の株価が暴落するような事態に陥っても個別株ほど株価の下落幅は少なくないはずです。

安定的な配当を求める投資家が、個別株の予測不能なリスクを避けるためにETFに投資することは一つの有力な選択肢です。

今回は「配当欲しいけど個別株は怖い」という安定志向の投資家向けに、東証上場の高配当株ETFをまとめてみました。

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東証上場高配当株ETF 利回りと資産総額

2019年8月時点の情報ですが、東証上場の高配当株ETFの利回りと資産総額を以下でまとめてみました。

資産総額の情報を入れたのは、あまりにも資産規模が小さいと

  • 売買のボリュームがなく対象の指数にきちんと連動できなかったり、
  • 売買をしたいときに取引量がなくて売り買いができないという流動性の問題が発生するリスクがあるため、

投資の判断をする際には資産規模も確認する必要があると思うためです。

コード名称利回り時価総額
(億円)
1577(NEXT FUNDS)野村日本株高配当70連動型ETF3.78%778
1478iシェアーズ MSCI ジャパン高配当利回り ETF3.36%347
1489(NEXT FUNDS)日経平均高配当株50指数連動型ETF4.05%347
1399上場インデックスファンドMSCI日本株高配当低ボラティリティ2.40%106
1494One ETF 高配当株3.01%97
1698上場インデックスファンド日本高配当(東証配当フォーカス100)3.41%122
1499MAXIS 日本株高配当70マーケットニュートラル3.69%65

配当利回りとしては、2019年8月時点で3%の後半から4%位の配当利回りです。

個別銘柄の場合、銘柄によっては配当利回りが5%を超える銘柄もあります。

私も保有している日本たばこ産業の配当利回りは、驚愕の6.48%です!!

それと比べると高配当株ETFの配当利回りは低いですが、ETFで価格変動リスクを大幅に抑えられるという安定性のメリットを考えると3%後半から4%の利回りは魅力的に感じます。

最も利回りが高いETFは1489

(NEXT FUNDS)日経平均高配当株50指数連動型ETF(1489)が信託報酬前で4.05%と一番高い利回りです。

ベンチマークの指数は日経平均高配当株50指数で、この指数の定義は以下です(日本経済新聞社のウェブサイトから)。

日経平均銘柄のうち高配当の50銘柄を元にした指数ということです。

「日経平均高配当株50指数」は日経平均構成銘柄のうち配当利回りの高い50銘柄から構成される配当利回りウエート方式の株価指数です。配当利回りに流動性(売買代金)を加味して構成銘柄の指数算出上のウエートを決定するという、従来までの価格平均や時価総額加重平均とは異なる算出方法を採用しており、いわゆるスマートベータ型のインデックスとみることができます。2017年1月10日から算出を開始しました。

(参照:日本経済新聞社「日経平均高配当株50指数」)

1489のマンスリーレポートによると組み入れ上位銘柄は

  • 日本たばこ産業
  • 日産自動車
  • 日本郵政
  • 武田薬品工業
  • 大和証券グループ本社
  • みずほフィナンシャルグループ
  • 三菱商事
  • SUBARU
  • NTTドコモ
  • キャノン

といった定番の配当株です。

これらの株は配当狙いの投資家であれば投資の検討に入れる銘柄だと思いますが、2018年の日産自動車の株価急落、SUBARUの不正事件からの株価大暴落、NTTドコモの株価急落、武田薬品株が海外買収を行うことによる株価下落等、組み入れ上位10銘柄のうち4社も株価が暴落しています。

高配当の株は大型株であっても株価変動リスクが高い」というのは身に染みる事実ですので、上記のような高配当銘柄への投資に興味がある方には、リスクを抑えるために1489への投資は有力な選択肢になるのではないでしょうか。

高配当個別株投資より高配当ETFのほうが精神的に安心

高配当株個別株はいつ株価が暴落するかわからないので、ハラハラします。

決算以外でも何かの事件があるたびに暴落します。

世の中には株式投資よりも重要なことが幾らでもあります。

私は株式投資が趣味なので個別株投資をしていて苦ではありませんが、中年になると個別株の決算書類を読むことに時間を使うよりはもっと別のことに時間を使いたいですよね。

高配当個別株ではなくETFに投資していれば、一つや二つの株価が暴落したところで大した影響はないので、投資のことを考えなくても済みます。

あまり投資のことを考えなくても良いのは精神的に安心ですね。

まとめ

2018年は日産自動車のゴーン会長という衝撃的な事件もありましたし、世界情勢でも米中貿易摩擦、中国経済の悪化、米国経済の成長鈍化などがあり、高配当個別株の株価も大幅に下落したものが多かったです。

個別株の価格変動リスクを抑えつつ、高配当を狙うという点で、東証上場の高配当株ETFの投資は有力な選択肢です。

高配当個別株よりも配当利回りは低いというデメリット価格変動が比較的大きくないというメリットの両方をよく理解したうえで、配当投資の選択肢の一つとしてはいかがでしょうか。

個別株投資で精神的にハラハラすることもなく、精神的に安心しながら安定的に配当を受けられますよ。

SBI証券
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