年金だけでは老後資金が2,000万円不足するという報道があり、改めて

老後の資金繰りをどうしよう?

と悩んでいる人も多いと思います。

悩むのは当然なのですが、私はこの「老後資金を貯める」という考え方に違和感があるのです。

だって、何歳まで生きるかわからない時代に、いくら貯めたらいいかなんてわからないじゃないですか。

仮にサラリーマンの定年が60歳で、運良く健康で100歳まで生きるとすると定年してから40年間生きるんですよ。

40年といえば新卒で会社に入ってから定年までの期間と同じです。

そんな長期間の生活資金を貯めることなんてできるのでしょうか?

今の人の中には筋トレをし生活を節制している人も多いので、もしかしたら100歳以上元気に生きるかもしれませんよ。

「老後資金を貯める」という発想は、定年後10年〜長くても20年で死ぬ時代の発想でした。

人生100年時代には違う考え方が必要になります。

今回はそのことを説明します。

本記事の対象と読んで得られること
    • 対象:老後資金が不足するのではないかと不安になり、どうやって準備すればよいか考えている人
    • 得られること:「老後資金を貯める」のではなく、若い頃から「100年資産を積み上げる」と考えたほうが良いことがわかります。
スポンサーリンク

「老後資金を貯める」アプローチを何故変えたほうが良いか

老後資金を貯めるというのは、サラリーマンが60歳で定年退職後に10年〜20年生きるとして、年金だけでは足りない部分を貯金し、それを切り崩しながら死ぬまで生きるというアプローチです。

必要資金が2,000万円なのか3,000万円なのかはライフスタイルによりますが、必要な老後資金をいくらで計算しようが考え方は同じです。

この発想が暗黙の前提としているのは、

  • サラリーマンは定年まで働ける
  • 過去から計算した平均寿命を越えて生きることは殆どない

という二つの考え方です。

サラリーマンが定年まで働け、人がおおよそ平均寿命までしか生きないのであれば、サラリーマンのうちに平均寿命まで生きる分の老後資金を貯めておけば良いでしょう。

残念ながらこの前提が崩れているのです。

今の新しい前提は

  • サラリーマンは40代で会社をクビになり、再就職したとしても給料は大幅に下がる
  • 過去の平均寿命を越えて、場合によっては100歳を超えても生きるかもしれない

となります。

最近の例を見ても、大企業のサラリーマンが数千、数万の単位で40代でクビになっていますし、人の寿命はどんどん伸びています。

この時代に昔と同じ発想で老後資金を貯めるだけだと、老後に人生詰む可能性がありますよ。

若い頃から「100年資産を積み上げる」べき理由

今後取るべきは、若い頃から「100年資産を積み上げる」という考え方です。

「資金を貯める」ではなく、「資産を積み上げる」と考えましょう。

ここで資産というのは、「自らお金を生み出し、増えていくもの」です。

銀行預金の金利は今0.001%ですから、銀行預金はお金を生み出しませんし、増えていきません。

一方、私の持っている米国のPaycom Softwareの株価は1年で二倍以上になったので、Paycom Softwareの株は自ら増えていくものです。

あるいは、JリートのGLP投資法人の投資口は年間約4.2%の配当を生むので、GLP投資法人の投資口は自らお金を生み出すものです。

今後の考え方は、「定年までに老後資金を貯めて死ぬまでに使い切る」ではなく、「若い頃から資産を積み上げて、いつまでも元気に幸せに暮らす」に変えましょう。

ここで何故私が「若い頃から」と言っているかも説明しましょう。

サラリーマンが次々と会社をクビになる時代です。

常に我々は明日会社をクビになって無職になっても生活を継続できるように備える必要があります。

また、普通の人が資産を積み上げるには10年、20年単位で時間がかかります。

40代で会社をクビになっても若い頃から資産を積み上げておけば生活に困窮することはありません。

40代で一定の資産を積み上げておくためには、20代前半の若い頃から資産を徐々に積み上げていく必要があるのです。

「老後資金を貯める」という発想だと、人生の後半で資金が尽きてしまう可能性がありとても危険です

一方、「100年資産を積み上げる」ようにしておけば、資産がお金を生み出し自然に増えていくので、人生の後半で資金が尽きる可能性が低く安心できますよ。

積み上げるべき「資産」は何か?

若い頃から積み上げるべき資産は

  • 超長期に渡って成長し続ける優良株
  • 超長期に渡って安定的な賃貸収入を生み出すリート
  • 超長期に渡って安定的な利子を支払う債券

です。

債券を入れるかどうかは好みですが、より安定を求めるならポートフォリオの一部に入れておいたほうが良いかもしれません。

銀行預金は安全ではあるのですが何も生み出しません。

優良株は株価が上昇し続けますし、リートは分配金を出し続けますし、債券も利子を出し続ける点で、銀行預金とは全く違い自己増殖していきます。

個人的な考えでは、

  • 投資資金が少なくハイリスクが取れる若い頃は優良株に集中し
  • 年齢が上がってきてハイリスクが取りにくくなってからリートや債券の投資を始める

というのがいいと思います。

まとめ

老後の資金を考えるときは、老後資金を貯めるという発想から、100年資産を積み上げるという発想を持ったほうが良いことを説明しました。

人生100年時代というように長生きをする時代の人生の後半で老後資金が尽きてしまったら悲惨なことになりますからね。

意識するのは、「お金を生み出す資産を積み上げる」ことです。

投資をするにしても、いま投資しようとしているのは中長期的に大きな価値を生み出すものなのかどうかを意識して投資しましょう。

定年後40年間の資金を準備しようとするのですから、きちんとした戦略が必要です。

あなたも老後資金を準備する際には、「資産を積み上げる」ことを意識して日々投資をしていきましょう。

 

SBI証券
スポンサーリンク

Twitterでフォローしよう