あなたの資産を急激に増やすにはどうしたらいいでしょうか?
直感的に考えて、トヨタ自動車に投資していても株価が短期間で10倍、20倍といった急騰する可能性が低いですよね。
私は今資産の大半をシンガポールリートで安定運用していますが、資産の一部は大きなキャピタルゲインを狙う小型株投資をしています。
今までは主に米国の小型株で資産急増を狙っていましたが、2018年に試しに買った日本小型で爆発的な株価上昇を経験し、非常に興味がわきました。
ちなみに、2019年には私の持ち株の中では、
- チームスピリット
- 弁護士ドットコム
- ラクス
が跳ねた株です。
小型株はうまく銘柄選定すれば大きな利益が期待できますが、間違った銘柄を選ぶと全く利益が出ません。
過去に銘柄選定に失敗したことも反省も踏まえて、2020の日本株小型株おすすめ銘柄を考えてみます。
なお、念のため申し上げておきますが、株式投資に絶対もうかるという話はありません。
ここであげた日本の小型株は将来的には事業が成長し、株価も上がる可能性が高いと信じていますが、実際にあなたが利益を上げられるかどうかはあなたの腕次第です。
- 対象:日本小型株に興味があり、リスクが取れる投資家
- 得られること:私が厳選した中長期的に事業成長と株価上昇が期待できる銘柄がわかります
目次
日本の小型株の選定基準
2019年も2020年も株式相場は外部環境に大きく左右されました。
2019年〜2020年の外部環境
2019年〜2020年に株式市場に影響を与えた主要な外部環境のトピックは、
- 米中関係悪化
- トランプ大統領の動向
- イギリスのEU脱退動向
- コロナウイルスの感染拡大によるロックダウン
でした。
自分の持ち株がこういった外部環境の変化にネガティブな反応をし株価が急落してもらっては困りますよね。
これらの国際情勢や米国の動向は私を含め個人投資家が正確に将来を予想することが難しいことです。
どんな専門家でも正確に予測できる人はいません。
それでも、これら外部環境に影響されるような銘柄に投資していれば、否応なしに自分の資産が乱高下してしまいます。
自分の資産を外的環境に大きく左右されるようなリスクにさらすのは極力避けるべきです。
日本の国策かつ外部環境の影響がない分野に投資しよう:働き方の変化に関連する銘柄
ここから2020年の日本の小型株選びの中核となる発想が出てきます。
それは
「日本政府の中長期的な政策方針に沿った銘柄で、かつ国際情勢など外部環境の影響が少ない銘柄」
です。もう少し説明すると、
- 日本という国が中長期的に必然的にどうなるかを予想し
- それに対応して日本政府が政策方針を打ち出していることを確認し
- 日本の未来の必然性によって市場がほぼ確実に拡大する領域で事業をする銘柄を選ぶ
となります。「必然性」っていうのが重要なポイントです。
マーケティングでもなんでもそうですが、勝てる市場で戦うというのが重要です。
市場で間違えればどんなに努力しても勝てる可能性は低くなりますよね。
株式投資でも同じです。
成長市場に資金を投資していけば、大部分の企業は成長していくはずなので、投資で成功する確率も高くなります。
市場自体が縮小している銘柄の中から、幾ら厳選して選んだとしても株式投資で成功する確率は相対的に低いでしょう。
具体例な成長市場についてですが、今後日本における働き方は大きく変わっていきます。
人口減少社会である日本において、労働人口は減っていくのが確実です。
企業と労働者の力関係も昔のような企業が圧倒的に強い立場にある時代は終わり、労働者である我々がより主体的に選択できる、そういう時代になります。
既に大企業に新卒で入社し定年まで勤めあげるという働き方は少数派となっていますよね。
私自身も転職経験はありますし、あなたも転職経験があるかあるいは転職を考えたことはあるでしょう。
大多数の人はいくつかの企業を移りわたり、あるいは起業し、あるいは契約ベースで働くなど、働き方の形はより流動的になります。
また、働く場所もオフィスで働くといった固定的な形ではなく、在宅でもオフィスでも働く側が個人の状況に応じて柔軟に選べる時代もきます。
世界のほかの国がそうであるように、日本もそうなりますしなっています。
これは誰が見ても必然的に起こることでしょう。
そして、このような変化は国際情勢など外部環境の変化で変わりません。
そして、どの政党が政権を取ったとしてもこの流れは変わりません。
2020年に日本の小型株を選ぶのであれば、このような観点で銘柄を選定するのがおすすめです。
2020年日本小型株おすすめ銘柄
チームスピリット
2020年の日本小型株のおすすめ筆頭銘柄はチームスピリットです。
チームスピリットは「勤怠管理、経費精算、工数管理、カレンダーを一体にした、
働き方改革プラットフォーム「TeamSpirit」」をサブスクリプション方式で提供する会社です。
2020年1月14日発表の決算によると、2020年度第1四半期の実績は
- 売上高:5.5憶円(前年比40.3%増)
- 営業利益:43百万円(前年比354%増)
- 契約社数:1,308社(前期比1.2倍)
- 契約ライセンス:23万人(前期比1.5倍)
と絶好調で伸びています。
仮に四半期の数字が年間通して続くと仮定して計算をすると
顧客一社当たりの売上高:169万円/社
ライセンス単価:9410円/ライセンス/年
です。
2018年度は顧客一社当たりの売上高が127万円/社、前前期が94万円/社でしたので、顧客数が伸びるとともに顧客一社当たりの売り上げも大きく伸びています。
「働き方改革」は日本政府の重点項目でもあり、チームスピリットは国策銘柄と言えるでしょう。
(参考:「働き方改革の実現」首相官邸ウェブサイト)
- 日本政府の働き方改革政策のど真ん中を事業領域としている
- 顧客の増加にシステム的に対応できるため、ビジネスに拡張性(スケーラビリティ)がある
- 勤怠管理・工数管理システムは、あらゆる業種に販売が可能であり潜在市場が大きい
- 定期課金型の積み上げ型のビジネスので安定性が高い
- 既に損益分岐点は突破し黒字化実現済
- 株価はIPOから倍以上にはなっていますが、まだ時価総額410憶円(2019年5月8日)と小さく、これからも事業成長とともに爆発的な株価上昇が期待できる
ウォンテッドリー
2020年注目すべき小型株の最後はウォンテッドリーです。
これも働き方改革関連で採用マーケティングサービスを中心に人材関連サービスを提供している会社です。
採用マーケティングサービスと言うと、リクルートやJACのようなリクルートメントエージェンシーを想像するかもしれませんが、ウォンテッドリーは違います。
ウォンテッドリーの役割は、ウォンテッドリーというビジネスSNSというプラットフォームを毎月のサブスクリプションベースで提供することです。
逆に言うと、リクルートのように企業が採用を決めたとしても追加費用は発生しません。
企業はウォンテッドリーに定額のプラットフォーム利用料を払うだけです。
ウォンテッドリーのホームページには、
登録ユーザーの多くは20-30代の若手成長人材です。
職種の幅は広く、多くの分野で活躍しています。
成長意欲の高いユーザーが積極的に応募しています。
とあります。
人材不足が深刻になっている中、この年代の人材は企業がぜひともほしいところの層ですが、この層に対して月額ベースの低コストでアクセスできるというのは企業にとって大きなメリットです。
特にテクノロジー系の会社は、いまプログラマーなどエンジニアを大量に採用しているところですが、この大量採用をリクルート会社を使っていては採用コストが高すぎます。
多くのエンジニアが求められている時代には、ウォンテッドリーのようなビジネスSNS型の採用マーケティングサービスの需要がどんどんあがっていきます。
経営数字も右肩上がり位に伸びていっており、2019年8月期通期決算は
- 売上高 29億円 (YoY +35.1%)
- 営業利益 3億円(YoY +68.6%)
と好調です。
なお、2020年第1四半期では売上高の伸びが前年同期比12%と成長速度が落ちているように見えることは注意しましょう。
- 日本企業の人材不足が深刻化している中、採用マーケティングサービスへの需要は伸びる
- 採用人数には関係なく月額サブスクリプションベースの費用であり、企業も大きな費用負担がなく導入ができるため、導入しやすい。
- 新しいビジネスSNSなので、20代、30代の若手人材に強い。このためウォンテッドリーのサービス内容が企業のニーズとも非常にマッチしている。
- 結果として、売上も営業利益も絶好調で伸びている。
テラスカイ
企業の働き方が変わってくると、それをサポートするテクノロジーへの需要も高まります。
具体的には、企業でクラウドテクノロジの利用が非常に高まることが予想されます。
今後は企業は従業員に柔軟な働き方を許可するでしょうし、仕事を求める人も従来のようにに9時〜18時にオフィスに行って働くというような固定的な働き方ではなく、在宅勤務を希望する人も増えていきます。
オフィスだけが職場ではなくなる中で、企業がクラウドサービスを利用するのは必須ですし必然です。
テラスカイはSalesforce, AWSを始めとするクラウドの導入で多くの導入実績を持つ会社で、AWS導入トップのサーバーワークスの大株主でもあります。
クラウドの利用が進む中で、テラスカイの業績も大きく飛躍することが期待できます。
- 日本企業が在宅勤務など柔軟な働き方を導入する中で、今後クラウドの利用は間違いなく増える
- テラスカイはクラウドのインテグレーションで大きな実績をあげているので、売上が大きく飛躍する個が期待できる
- まだ時価総額が337億円と小さく、株価上昇の爆発力も期待できる
- 約20%を保有しているサーバーワークスより時価総額が小さく、株価水準がおかしなことになっていて、今後株価が収束する過程で大きく株価が上がるかもしれない
まとめ:2020年は日本の働き方の変化に関連した小型株がおすすめ
2020年の株式投資に向けて日本小型株のおすすめ銘柄を厳選して紹介しました。
チームスピリットは日本の働き方改革関連の中核となる小型株です。
ウォンテッドリーは企業が中長期的に人材不足になる中、採用マーケティングの需要は高まるばかりですが、その需要をど真ん中で捉えられる会社です。
テラスカイは企業のクラウドサービス導入が始まると大きく成長する可能性があります。
三社とも今後共外部環境にあまり左右されず持続的な成長ができる会社だと思っています。
もっとも、小型株である以上株価が大きく変動する可能性は常にあります。
高値掴みして損する可能性は常にありますので、常に注意は怠らないようにしましょう。
2020年にあなたと私の日本小型株投資で大きな成果が上がることを期待しましょう。
日本小型株に投資するなら私も使っているSBI証券がおすすめですよ。