2019年になり米中貿易戦争が激化しています。

米国と中国の対立が激化し、お互いに関税や経済制裁をしあっている中で、株価が大きく下落する株があります。

ただ、米中貿易戦争の影響を強く受ける株とそうでない株がありますよね。

米中貿易戦争が永久に続くわけではないのですから、今回大きく下落する銘柄を底値で買っておけば後々大きな値上がり益を得られる可能性があると思いませんか?

今回は米中貿易戦争で大きく影響を受けそうな銘柄を探ります。

うまく底値で拾えば、大きく金儲けができるかもしれませんよ。

本記事の対象と読んで得られること
    • 対象:米中貿易戦争による株価大暴落を、大きな投資のチャンスにしたい投資家
    • 得られること:米中貿易戦争で業績と株価に影響が出そうな銘柄がわかります。
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米中貿易戦争で業績に影響が出る銘柄の特徴

米中貿易戦争で影響が出る銘柄は大きく分けて

  • Huawei関連銘柄
  • 中国向けの工作機器・製造蔵置メーカー
  • 輸出関連の物流業者

の3つです。

Huawei関連銘柄

まず、確実に事業に影響が出るのがHuawei関連銘柄です。

米国の禁輸措置を受けてHuaweiのスマホは中国国外で売上が減少するのは確実なのですから、Huaweiのスマホ向けのサプライヤーの事業は影響を受けます。

以下の記事によると日本では早速販売台数が1/3に落ち込んだそうです。

Huawei製スマホ、日本市場で「3分の1」に激減! 米国制裁で窮地 (1/2)

中国向けの工作機器・製造装置輸出が多い銘柄

米中貿易摩擦が激しくなれば、中国から米国への輸出が減少します。

そもそもHuaweiについては米国政府が禁輸にしていますし、米国が中国からの輸入についての関税を引き上げているので、中国製品への需要が減少するのは明らかです。

中国の輸出メーカーの業績が悪化すれば設備投資も抑制しますので、工作機器・製造装置の需要が減少します。

例えば、日本工作機器工業会がとりまとめた「2019年4月分受注確報」によると、中国からの受注高は前年比51.3%とほぼ半分まで落ち込んでいます。

この受注減は今後工作機器メーカーの売上に影響していきます。

輸出関連の物流業者(中国・香港の港湾オペレーター・物流業者)

米中貿易戦争となると、中国から米国への輸出、米国から中国への輸出、の両方の物量が減るでしょう。

中国から米国への輸出物量が減れば、中国の港湾オペレーター・物流業者の業績に直接的に影響します。

単純な話ですが、出荷数量が減れば、輸送サービスの売上も減少しますからね。

そして、影響を受けるのは米中路線だけでないでしょう。

米国向け製品を製造するのに中国が原材料や部品を他の国から輸入する場合も多いでしょうから、米中路線を含む幅広い路線の物量が減ることが予想されます。

米中貿易戦争がもたらす物流業者への影響は広範囲だと思います。

米中貿易戦争関連銘柄リスト

米中貿易戦争が影響しそうな銘柄を以下のようにまとめました。

Huaweiスマホ関連

  • Q Technology (HK: 1478)
  • BYD Electronic (HK: 0285)
  • Sunny Optical Technology (HK: 2382)
  • SK Hynix (KRX: 000660)
  • TSMC

香港上場のスマホ部品メーカーが軒並み大きな影響を受けています。

上記リストは以下記事からとってきたので、ぜひNikkei Asia Reviewの記事も読んでください。

Huawei's Asian suppliers take a beating in stock market rout

中国工作機器・製造装置需要減

  • ツガミ
  • オークマ
  • OKK
  • DMG森精機
  • ファナック
  • IPG Photonics

日本の工作機器メーカーは全体的に大きく受注高を下げています。

現時点では過去の受注残があるので、日本の工作機器メーカーの売上高が大きく落ち込んでいるわけではないのですが、今後は影響はあるでしょう。

IPG Photonicsは米国のファイバーレーザーメーカーですが、中国が最大の市場のため売上高は前年比で減少し続けています。

米中路線の海運需要減

香港市場には多くの物流関連銘柄が上場していますが、軒並み株価が下落しています。

  • China COSCO Shipping (HK: 1919)
  • Hutchison Port Holding Trust
  • Tianjin Port Development Holdings (HK: 3382)
  • Dalian Port (HK 2280)
  • Sinotrans (HK: 0598)

港湾オペレーター、フォワーダー、コンテナメーカーなどは、輸出の減少とともに売上が減少します。

米中貿易戦争が激化し、株価が暴落したらときにおすすめな銘柄

このように米中貿易戦争関連銘柄が多数ある中で、どの銘柄を選んだらよいでしょうか?

中国向けやHuawei向けの売上が大幅に落ちても耐えられるかどうかがポイントです。

ここを生き残れば、次のチャンスはいくらでもあります。

このために必要なのは、

  • 中国が最大市場だとしても売上減少幅が前年同期比で-15%程度に留まっている
  • 粗利益率が高いこと(40%以上)
  • 強靭な財務力があること

の三点です。

この観点で銘柄を検討してみましょう。

Taiwan Semiconductor

例えば、世界最大のファウンドリーであるTaiwan Semiconductorはどうでしょうか。

2019年Q1決算は、

  • 売上高前年比-11%
  • 粗利益率41%に下落(前年同期は50%)
  • 現金同等物USD 20B(2兆円強)
  • 営業キャッシュフロー USD 5Bの黒字

と売上は落ち粗利益率も落ちていますが、強力な財務力があります。

米中貿易戦争がどうなろうとTaiwan Semiconductorが潰れるような事態は考えにくいので、株価が大暴落したら大チャンスだと思っています。

IPG Photonics

もう一社IPG Photonicsを見てみましょう。

2019年Q1決算は、

  • 売上高前年比-12%
  • 粗利益率47%に下落(前年同期は56%)
  • 現金同等物USD 549M(600億円円強)
  • 営業キャッシュフロー USD 45Mの黒字

でした。

Taiwan Semiconductorと規模は全く違いますが、売上高の減少幅と粗利益率の変化は同等レベルで、まだ高い利益性を維持しています。

SK Hynix

より影響がある企業としてSK HJynixの決算も見てみましょう。

2019年Q1決算は、

  • 売上高前年比-22%
  • 粗利益率39%に下落(前年同期は61%)
  • 現金同等物 KRW 7,192B(ただし、負債がKRW 6,147B)
  • 営業キャッシュフロー KRW 2,658Bの黒字

でした。

Taiwan SemiconductorやIPG Photonicsに比べて売上高の落ち込みが激しいのがわかります。

これは半導体不況に伴う価格下落も受けてのことですが、個人的にはSK Hynixと比べるとTaiwan SemiconductorやIPG Photonicsのほうが安心感がありますね。

まとめ

米中貿易戦争が激化し世界的に株式市場が不安定になる中で、大きく影響を受ける銘柄とそれに対する投資機会の検討の仕方について紹介しました。

米中貿易戦争がどのくらいの時間軸で収束するのかはわからないので投資のタイミングが非常にに難しいですね。

もし株価が大暴落するような局面があれば、Taiwan Semiconductorのような強靭な収益力と財務力を兼ね備える銘柄に投資すれば後々大きく値上がり益が得られる可能性があると思います。

我々個人投資家は決して焦ることはありません。

過去の経験によるとこういう危機のときは底値で買うことを目指すのではなく、株価が底を打ち少し回復の兆しがあるときまで待ってから投資することで十分に間に合い大儲けすることができます。

ゆっくり情勢を研究しながら、最高の投資機会を掴みましょう。

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