いまだに世界中でコロナが蔓延し社会生活が制限され続けていますが、コロナ後には元の世界に戻るのでしょうか?
私は全部は戻らないと考えています。
では、コロナ後に元には戻らないことは何でしょうか?
既にコロナの世界的な感染拡大が始まって半年以上たち、おおよそコロナ後の世界を予測できる要素が揃いました。
コロナ後の世界を想像することで、それに向けた準備を今からできます。
万全の準備でコロナ後の世界に挑むために、コロナ後に戻らないことを説明します。
目次
在宅勤務はコロナ後も続き元には戻らない
いま多くの会社が在宅勤務に移行しています。
私はコロナ後にも在宅勤務は続き毎日満員電車で会社に通勤するような世界には戻らないと考えています。
理由は単純に以下の3つ。
- 在宅勤務で十分に仕事は回る
- 従業員にとって毎日の通勤を削減できるメリットは非常に大きい
- 企業もオフィス関連費用を削減できる経済的なメリットがある
在宅勤務で十分に仕事は回る
私の場合在宅勤務を1年半年以上やっていますが、在宅勤務で十分に仕事は回っています。
様々なSaaSのサービスを駆使すれば、オフィスにいるのと遜色が無いレベルで仕事はできますね。
実際在宅勤務で生産性が落ちたからもとに戻すっていう会社はあるんでしょうか?
唯一懸念があるとすると在宅でスタッフ同士が顔を合わせないために会社の中のコミュニケーションがうまくいかなくなるってことです。
ただ、私の場合はコミュニケーションの問題を感じたことはないですし、必要あればコミュニケーションを円滑にするという目的で月に数回ないし週に1-2回オフィスに出勤すればいいだけなので、そのことが在宅勤務を辞める理由にはならないでしょう。
コロナ後だからといって在宅勤務を辞める理由がないので、少なくない会社が在宅勤務を続けると予想します。
従業員にとって毎日の通勤を削減できるメリットは非常に大きい
会社に毎日通勤しなくなって、「通勤ってめちゃくちゃ負担だった」と感じています。
私の場合は片道1時間通勤に掛かっていたので毎日往復二時間をただ移動するためだけに使っていたと考えるとぞっとします。
また、意外に通勤って疲れて身体に負担になりますし、通勤途中で人に接触する中で風邪やインフルエンザなどの病気に感染するリスクもあります。
男性の場合だと、通勤途中に痴漢に間違えられて人生が詰むリスクもありますよね。
在宅勤務で通勤がなくなることで
- 一日自由に使える時間が二時間増える
- 感染症に罹るリスクが減る
- 男性の場合は、痴漢に間違えられるリスクがなくなる
という大きなメリットがあります。
企業もオフィス関連費用を削減できる経済的なメリットがある
私は会社がオフィスを全く要らなくなるとは思わないのですが、スタッフ全員が毎日通勤しないのが当たり前なのであれば、大きなオフィスはいりません。
在宅勤務を続けられれば企業が必要とするオフィスの広さは確実に今より少なくなり、賃料、光熱費、通信費などオフィス関連費用を大きく削減できます。
オフィス関連のコスト削減分を一部でもスタッフに還元できればスタッフもハッピーです。
教育のデジタル化が急激に進み、オンライン・オフラインのハイブリッド教育がメインになる
日本ではそこまでオンライン教育が取り入れられていませんが、世界中の多くの国で登校禁止措置が取られ教育はオンラインで行われています。
じゃあ、コロナが収束した後に完全に元のようなオフライン教育に戻るのかというとそうではないでしょう?
元には戻りませんよ。
私はコロナ関係なくMOOCのCourseraというプラットフォームでデータサイエンスを学んでいますが、学ぶという観点ではオンラインで十分学べます。
結局最後に学ぶのは自分でしかないので、知識やスキルを学ぶだけならオンラインで十分です。
ただ、オンラインで独学ができるのは既に学びの習慣ができていて、わからないことは自力で調べることができる人だけなのも事実です。
何らかの外的な強制力がないと学ぶことが出来ない人も多いでしょうし、特に子供がオンライン学習で完結して学び切るのはほぼ無理でしょう。
また、子供については集団生活で得るものも多いので完全オンライン授業がベストかというとそうでもありません。
つまり、オンラインで学べる人はオンライン学習をすればいいし、オフラインでの授業参加が向いている人は対面の教室での授業で学べばいいのです。
その人の状況に合わせたオンラインとオフラインのハイブリッドな教育が今後はメインになり、元には戻りません。
完全にオフラインでの授業に戻らずオンラインが継続されるハイブリッド教育をするためには、教育のコンテンツ自体はデジタルである必要があります。
つまり教育のデジタル化は急激に進み、オンライン・オフラインのハイブリッド教育がメインになります。
ファッションの需要は元には戻らない
コロナで大きなダメージを受けた業界は、ホテル、観光、航空、鉄道、交通、飲食、ファッション、百貨店などが挙げられます。
コロナ後には空前の旅行ブームが来る可能性があり、おそらくホテル、観光、航空などはものすごい景気のリバウンドがあると予想しますが、ファッションの需要は元には戻らないでしょう。
コロナ前からファッションのカジュアル化が起こっていて男性用のスーツの売れ行きは大きく落ち込んでいました。
コロナで在宅勤務が一気に進んでもはやスーツを買う必要性が殆どなくなりました。
そして、在宅勤務が続くわけですから、もはやスーツを春夏用5着、秋冬用5着などと揃える必要は皆無です。
スーツは通年で着れるものを2着持っていれば全く問題ないですし、殆どの場合はジャケパンスタイルで大丈夫になるでしょうから、スーツを買う必要もなくなるかもしれませんね。
私自身スーツをオーダーしたり、イタリア製の高額なジャケットやパンツを愛用していましたが、もはや着ていませんし、着る機会もおしゃれなレストランに行くときくらいです。
在宅勤務が続くと考えるとファッションへの需要が元に戻ることはないでしょう。
手指消毒の習慣はコロナ後にも続く
最後ですが、手指消毒の習慣はコロナ後も続くと考えています。
マスクはしなくなると思いますし正直したくはないです。
コロナのワクチンができたからといって、コロナウイルスが地球上から完全になくなるわけではありませんので、コロナへの警戒は続きます。
手指消毒で感染症のリスクが大きく抑えられることは統計的にわかっているわけですから、これはコロナ後にも続くんじゃないでしょうか
いまは消毒液や医療用グローブの需要が激増していますが、これってコロナ後にもある程度続くんじゃないかと考えるのが現実的です。
まとめ
コロナ後に元には戻らないことは何かについて考えてみました。
コロナ後にもとに戻らないことをまとめると
- 在宅勤務は続き勤務形態は元には戻らない
- オンライン学習は続き教育はオンライン・オフラインのハイブリッドな形態に変わり元には戻らない
- ファッションの需要は元には戻らない
- 手指消毒の習慣は続き元には戻らないので消毒液などの需要は継続する
となります。
他にもあるかもしれませんが、追って書いていきます。
コロナ後も元には戻らないことを前提にあなたもコロナ後に向けていまから準備を整えましょう。