シンガポールドルを日本に送るときどんな手段を使っていますか?

従来シンガポールリートの配当金収入はすべて再投資していたのですが、今回シンガポールドルの配当金を日本に送ろうかなと思い立ち、手数料が安いと噂のTransferWiseと従来の銀行の海外送金手数料の検証をしてみました。

TransferWiseでシンガポールドルを日本円に換えて日本の銀行に送金する

TransferWiseの海外送金手数料体系

TransferWiseの海外送金手数料体系は、

  • 為替レートはインターバンクレートを使うので、為替手数料はゼロ
  • TransferWiseの手数料は、$ 180,000.00 SGDまで0.55%の手数料 + $ 3.00 SGD

です。

為替手数料がかからない分、とても低コストで送金ができます。

注意点
但し、日本での着金額が100万円を超える場合SWIFT送金の扱いとなって、余計なSWIFT手数料がかかります。

なお、SWIFT手数料はSGDの場合だと、一回SGD 40です。
(参照:Additional fees for SWIFT transfers to Japan

SGD 10,000を日本に送金する海外送金手数料

TransferWiseでSGD 10,000を日本円に換えて送金した場合の海外送金手数料は、2019年2月16日時点で

    • 為替レート:81.44095
    • 海外送金手数料:SGD 57.68
    • 受取額:809,712円

でした。

また、シンガポール銀行からTransferWiseのシンガポール銀行口座に送金する手数料はゼロです。

日本では現状新生銀行のみがシンガポールドル口座を持てますので、シンガポールドルでそのまま日本に送金する場合の受け取り銀行は新生銀行一択でしたが、TransferWiseの場合は日本円で受け取る形ですので日本のどの銀行でも送金を受け取ることができます。

受取銀行を選ばないというのもTransferWiseの大きなメリットですね。

OCBC Bankから新生銀行にSGDで送金し、日本で為替取引をする

では、シンガポール側では為替取引をせず、シンガポールの銀行口座からシンガポールドルでそのまま送る場合の手数料はどうでしょうか。

OCBCの海外送金手数料体系

OCBC Bankにログインして手数料を確認すると以下の記載がありました。

OCBC Bank Remittance Charge

Commission Fee と Cable Feeの両方がかかります。

SGD 10,000を日本に送金する海外送金手数料

SGD 10,000を日本に送金する場合は、

  • Commission Fee SGD 10
  • Cable Fees SGD 20

の手数料が取られます。

SGDでそのまま日本に送るため、新生銀行のシンガポールドル口座ではSGD 10,000を受け取ります。

新生総合口座パワーフレックス 為替レート」でシンガポールドルを日本円に換える場合の為替レートは、新生ゴールドの場合で81.05(内、為替手数料0.4)です(2019年2月16日時点)。

SGD 10,000を新生銀行で日本円に換えると、

  • 10,000 × 81.05 = 810,500円

となります。

結局OCBC Bankから新生銀行にSGDで送金し、日本で為替取引をすると、

  • OCBC Bank側海外送金手数料 SGD 30 = 2,431円(@81.05)
  • 新生銀行での円受取額810,500円
  • 海外送金手数料を除いた実質円受取額808,069円(810,500円 - 2,431円)

となりました。

新生プラチナの場合はどうなるのか

新生ゴールドの場合の実質円受取額は808,069円でしたが、よりレートの良い新生プラチナの場合も計算してみましょう。

新生プラチナの場合は、為替手数料が0.25で同時点の為替レートは81.20です。

  • OCBC Bank側海外送金手数料 SGD 30 = 2,431円(@81.05)は変わらず
  • 新生銀行での円受取額812,000円(SGD 10,000 × 81.2)
  • 海外送金手数料を除いた実質円受取額809,569円(812,000円 - 2,431円)

となりました。

SGD 10,000をシンガポールから日本に送金した場合の円受取額は、

    1. TransferWise:809,712円
    2. OCBC Bank + 新生プラチナ:809,569円(-143円)
    3. OCBC Bank + 新生ゴールド:808,069 (-1,643円)

となり、TransferWiseが最も安いことがわかりました。

なお、OCBC Bank + 新生プラチナも同等レベルではあるのですが、新生プラチナのステータスの条件が、「預け入れ総資産の月間平均残高が2,000万円以上」と非常にハードルが高いので、私も含めて多くの人には現実的に達成するのが難しいと思います。

新生ゴールドは簡単に達成できるので、通常は新生ゴールドベースで手数料の検証をしたほうが良いでしょう。

SGD 10,000を日本に送金する場合の手数料比較
シンガポールドルを日本に送金する海外送金手数料は、SGD 10,000であればTransferWiseが最も安い

SGD 20,000をシンガポールから日本に送金する場合は銀行を使いましょう

最後にSGD 20,000をシンガポールから日本に海外送金した場合もみておきましょう。

TransferWiseの海外送金手数料体系で書いたように、この場合はSWIFT手数料がかかります。

  • 「TransferWiseの手数料」はSGD 109.40 = 8,909円(0.55%の手数料 + $ 3.00 SGD)
  • 受取額1,619,909円(TransferWise手数料込)

ですが、SWIFT手数料 SGD 40 = 3,257円がかかってしまいますので、

実質的な円受取額は1,616,652円です(1,619,909円 - 3,257円)。

一方OCBC Bankの海外送金手数料はSGD 30で新生ゴールドの為替レートが81.50でしたので、OCBC Bank + 新生ゴールドでの円受取額は

  • (SGD 20,000 - SGD 30) × 81.50 = 1,627,555円

となります。

気づいたでしょうか?

SGD 20,000を日本に送金する場合は、TransferWiseよりもOCBC Bankでシンガポールドルをそのまま新生銀行に送り、新生銀行で為替取引をしたほうが、7,646円も合計手数料が安いのです。

SGD 20,000を日本に送金する場合の手数料比較
SGD 20,000を日本に送金するのであれば、OCBC Bank + 新生ゴールドの組み合わせのほうが圧倒的に合計手数料が安い

まとめ

シンガポールドルを日本に送金し日本円で受取る場合の、TransferWiseと銀行の海外送金手数料の検証をしてみました。

検証結果は、

となりました。

TransferWiseは資金移動事業者であって銀行ではないので、金額がある程度大きくなってくると従来の銀行のほうが有利になるということです。

今回の検証の結果、本ブログでは

    シンガポールドルを日本に送金する場合

      • 日本側の着金額が100万円以下はTransferWiseで送金する
      • 100万円を超えるなら、シンガポール銀行からシンガポールドルでそのまま新生銀行に送り、新生銀行で円に換える

    のがよい

    と結論付けます。

    送金金額によってお得な送金手段が異なってきますので、賢く選択をしていきましょう。

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