配当金をもっと貰いたいと思いませんか?
私はJリート、シンガポールリート、日本高配当株で配当をもらっているのですが、リスクヘッジのためにもう少し配当収入源を分散させたいと思っています。
そこで巷で噂の高利回り通貨の長期積立をやってみようかと思っているわけです。
今回は私のようなFX超初心者がスワップポイント狙いで高利回り通貨をFXで積立するときのおすすめのやり方を検証してみます。
なお、本記事はみんなのFXでのメキシコペソを例として使います。
- 対象:メキシコペソFXで高い利回りを実現したい投資家
- 得られること:初心者がメキシコペソFXで比較的安全に高利回りを実現する方法
目次
メキシコペソをスワップポイント狙いで積立投資して得られるスワップポイント
みんなのFXでのメキシコペソ/円のスワップポイントは、1lotあたり1日約6円です。
メキシコペソ/円のレートが4.544円で、1lot=1万通貨を買う際の必要証拠金は1,818円です(2020年4月20日にみんなのFXの証拠金シミュレーションで計算した結果)。
メキシコペソを1万通貨買うということは4.544円 x 10,000 = 45,440円分のメキシコペソを買うということで、レバレッジ25倍でギリギリ買うには1,818円が必要ですね。
正確化はわかりませんが、45,440円 / 25 = 1,818円です。
高利回り通貨なので為替が大きく動く可能性を考えると25倍のレバレッジを掛けるのはリスクが高すぎるので、仮にレバレッジ3倍で取り組むとしましょう。
この場合、1lotを買うために投入すべき証拠金は、15,146円です。
15,146円を投入してメキシコペソ/円を1lot 45,440円買うと、1日6円=1ヶ月180円=1年で2,160円のスワップポイントがもらえます。
これは年間の利回りに換算すると利回り約14%に相当します。
と思いませんか?
今回はメキシコペソ/円を毎月積立ていくことをを想定しているので、仮に毎月2万円の証拠金を入れてメキシコペソ/円を毎月1lot買っていくとしましょう。
そうすると、1年で12lot買い、1日のスワップポイントは72円、1ヶ月2,160円、1年で25,920円のスワップポイントがもらえる計算です。
一方1年で投入する証拠金は20,000円x12ヶ月=240,000円なので、年間での利回りは10.8%です。
メキシコペソ/円を12lotもっているので、545,280円分のメキシコペソをもっている計算です。
初期の証拠金は幾ら入れればよいか
利回り狙いのときはあまり強欲になると失敗します。
リーマンショック級の市場変動と南海トラフ巨大地震が同時に起こっても耐えられるくらいでいきましょう。
リーマンショックのときは メキシコペソ/円が10.8から6.2まで一気に落ちました。
約42%一気に落ちましたね。
仮にメキシコペソ/円のレートが現在の4.544円から一気に50%落ちて2.272円まで落ちるとするとどうしたらよいのでしょうか。
みんなのFXのシミュレーションで計算するとメキシコペソ/円において証拠金24万円で4,544円を12lot買った場合のロスカットラインは2.650です。
つまり、レバレッジ3倍の場合リーマンショック級の変動には耐えられないということです。
計算すると、メキシコペソ/円が4.544 -> 2.272に一気に落ちた場合にロスカットに引っかからないのは証拠金を283,000円入れた場合です。
更にここに南海トラフ巨大地震が同時に起こると想定し、その倍の証拠金を持っておくとしましょう。
つまり、566,000円の証拠金を投入してプロテクトします。
これは要はレバレッジ1倍以下でやれってことですね。
ただ、これはちょっとやりすぎて資金効率悪いかなという気がします。
感覚的ですが以下でやるのがいいのではないでしょうか。
- 最初に40万円の証拠金を投入する
- 毎月2万円の証拠金を投入し、毎月1lot買う。
- 1年後は、証拠金64万円で12lot、年間スワップ25,930円、利回り4.0%
- 2年後は、証拠金84万円で24lot、年間スワップ51,840円、利回り6.1%
- 3年後は、証拠金108万円で36lot、年間スワップ77,760円、利回り7.2%
- 3年ごとに追加で40万円の証拠金を入れてレバレッジを下げる。
初心者がメキシコペソにスワップポイント狙いで投資した場合の税金
メキシコペソ/円への投資を始める前にFXの税金を理解しておきましょう。
FXは申告分離課税の対象で、税率は20.315%です。
他の取引所で行う先物取引等(くりっく365、日経225先物・オプション等)の売買損益と通算ができます。
株式での損益との通算はできないようですね。
また、みんなのFXでは受け取り済みのスワップポイントは課税対象となるので、あわせて確定申告をしましょう。
未決済のスワップポイントについて課税対象とならないFX会社もありますが、どうせ後で課税されることには変わりがないので、未決済のスワップポイントに課税されようがされまいが、あまり気にすることではないと私は考えます。
私の場合はどうせ毎年確定申告を必ずするのですごく負担になるわけではないですが、通常確定申告をしていない人はちゃんと準備をしておきましょう。
毎月2万円投入して年間スワップ金利を25,920円もらった場合、5,265円の税金支払が発生します。
スワップポイントをもらったら、20%は別の税金支払用口座に分けておくのがほうがいいでしょうね。
メキシコペソ/円の積立投資で高値づかみしないためのルール
メキシコペソ/円FXの積立投資を機械的に実行していると高値づかみするリスクがあります。
これについては一定のルールをつけておけばいいのではないでしょうか。
例えば、
- メキシコペソ/円が4.544円以下でしか買わないと決める
- メキシコペソ/円のレンジを4.2円〜4.7と決め、4.2円を切った場合は一旦積立投資を中断しポジションも無くす
といったルールです。
FXはレンジ相場をハズレた場合に極端に値が動くリスクがあるので、レンジ相場から外れてきた場合は一旦ポジションを解消するようなルールにしておいてもいいでしょう。
まとめ
今回は配当収入源を分散させるために高利回り通貨のメキシコペソ/円をみんなのFXで積立投資するための方法について考えてみました。
FX初心者が高利回り通貨に手を出す際には、何が起こっても耐えられるように証拠金を多く積んでおき、まずは極端な為替変動でも耐えられる準備をしておきましょう。
FXなんて何が突然起こっても不思議ではありませんから。
また、あまり強欲にならずに毎月の投入金額に対してはレバレッジを最大3倍くらいで買うのがよいのではないでしょうか。
リスクを取りすぎると精神が不安定になり合理的な判断ができなくなるかもしれませんからね。
当ブログでおすすめするメキシコペソ/円の積立方法は、
- 初期証拠金40万円投入
- 毎月2万円の証拠金でメキシコペソ/円を1lotづつ買う
- 購入するFXを例えば4.7円以下と決めておき、それ以上であれば買わない
- 相場のレンジを例えば4.2円〜4.7円と決めておき、為替レンジの下限を越えた場合は損失を出してでもポジションを一旦解消しリスクを回避する
というものです。
これをやったからといって勝てるとは限りませんが、大きく負けるリスクは少ないと思います。
重要なのは自分自身の高利回り通貨投資ルールを決めて、ルール通りに投資していくことです。
その場その場で余計な判断をして後で後悔しないように、あなた自身のFX投資ルールを決めて実行していきましょう。
高利回り通貨のFXはうまくやればすごく大きな利益を安定的に得られると思いますよ。