投資初心者がみずほ銀行で投資信託の購入しようとするとき、「リスクコントロール世界資産分散ファンド愛称:マイスタート」(以下マイスタートと称す)が候補の一つに入るのではないでしょうか。

みずほ銀行の投資信託販売額ランキングの1位ですし、人気がある投資信託です。

確かにマイスタートの「リスクを抑えて安定的なリターンを目指す運用」というのは投資初心者にとって安心感を与える響きです。

ただ、私はこのマイスタートが投資初心者にとって本当に良い投資信託なのか非常に疑問です。

マイスタートはノーロードですし悪い投資信託ではないということは理解した上で、それでも投資初心者が最初に買うような投資信託ではないと考えます。

今回は何故私がみずほ銀行のマイスターとをおすすめしないのかについて説明します。

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マイスタートをおすすめしないのは中長期的に高いリターンが望めず運用手数料が高いから

マイスタートは

  • 国内債券
  • 為替ヘッジ先進国債券
  • 新興国債券
  • 国内株式
  • 先進国株式
  • 新興国株式
  • 国内リート
  • 先進国リート

という国内外の8資産に分散投資することでリスクを抑えて安定的なリターンを目指す投資信託です。

一見良さそうに見えるのですが、これでは中長期的なリターンは見込めません。

理由は単純です。

中長期的に見れば株式投資のリターンは債券やリートのリターンを大きく上回るため、債券やリートに分散投資した投資信託のリターンは株式投資信託のリターンを下回るからです。

マイスタートは一見すると安定したリターンをもたらしてくれるように見えますが、歴史的に見た株式投資の中長期的なリターンの高さを考慮すると中長期的には高い運用パフォーマンスは期待できません。

その上で、マイスタートの信託報酬 純資産総額に対して年率1.089%(税込)は明らかに高すぎです。

同じようなバランス型ファンドである セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの信託報酬が 信託報酬 年0.61%±0.02%(税込/概算)であるのと比べるとマイスターとの信託報酬の方が78%も高いです。

セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドだって「世界30カ国以上の株式と10カ国以上の債券に分散投資」に投資しているのですから、実際のところ両者の運用結果には大差はありません。

それなのにマイスターとのほうがセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドよりも78%も運用コストが高いのですから、これを買うべきかどうかは私には非常に疑問です。

試しにモーニングスターのサイトで、マイスタート、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド、S&P500(配当込、円ベース)の過去の運用パフォーマンスを比べてみてください。

マイスタートとセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドのパフォーマンスに大差がなく、また両者ともS&P 500に圧倒的に負けているのが一目瞭然でわかると思います。

激しく変わっていく世の中で安定を目指すならイノベーションに賭けるべき

世の中は急速に変わっていっています

いまは世界的企業のGoogleは設立から21年しか経っていませんし、Facebookも最初の原型サイトが作られてから16年しか経っていないのです。

考えてみてください。

急速に変わっていく世界に対して、債券やリートに投資していくのが果たして中長期的に安定と言えるでしょうか?

そんな守りに入った投資で資産を守れるのでしょうか?

私は違うと考えます。

進化論を唱えたダーウィンの名言に「生き残る種とは、最も強いものではない。最も知的なものでもない。それは、変化に最もよく適応したものである。」というものがあります。

安定して生き残るには変化し続ける必要があるということです。

投資も同じです。

投資での安定を目指すのであれば、債券やリートのような面白みのない投資ではなく、変化に対応できる企業への株式投資ことが最良の道ではないでしょうか。

守りに守って債券やリートに投資するのではなく、世界を、そして時代を変えていくような企業に投資し続けていくことこそがあなたの資産を守る道です

つまり、イノベーションに投資し続けることこそが、中長期的な安定した投資への唯一の道なのです。

イノベーションを起こし続ける会社のみが生き残る今の時代に、表面的な安定に囚われて債券やリートに安住するのは決して安定を目指した投資ではありません。

投資初心者には超低コストの米国株インデックスファンドのほうがおすすめ

投資初心者が中長期的な投資を目指すのであれば、目先の安定性に囚われて債券やリートが入った分散型投資信託に投資するのではなく、持続的なイノベーションを生み出し変化し続けることができる会社の株式に投資することをまず考えるべきです。

イノベーションを考えるのであれば、投資する市場は米国市場をおいて他にはありません。

中国もイノベーションのハブではありますが、投資対象となるのは一部の巨大企業中心ですから、アリババ、テンセント、バイドゥあたりの株を数社買っておけばいいだけです。

それに対し、アメリカは完全に弱肉強食の世界で下剋上が日常的に起こっている世界です。

イノベーションを生み出す企業数の多さと種類の豊富さに置いてアメリカを凌駕する国はありません。

中長期的な安定した資産成長を目指すのであれば、イノベーションの源である米国株に超低コストで投資する投資信託から始めるのがおすすめです。

バランス型投資信託は、初心者が資産形成のために使うのではなくおじいちゃん・おばあちゃんになってから資産を絶対に減らしたくない時に使えばよいのです。

例えば、以下のような超低コストの米国株インデックスファンドであれば、みずほ銀行のマイスターとの1/10の信託報酬で米国初の世界的なイノベーションに投資することができますよ。

  • 楽天・全米株式インデックス・ファンド
  • eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
  • SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド

上記は、どれでもいいですがみずほ銀行のマイスタートよりこれらの投資信託のほうが中長期的な安定運用を目指す投資初心者には向いています。

まとめ

投資初心者にみずほ銀行のマイスタートをおすすめしない理由を説明しました。

まとめると、以下の3つの理由になります。

  • みずほ銀行のマイスタートは米国株インデックスファンドより中長期的なリターンが劣る
  • みずほ銀行のマイスターとは米国株インデックスファンドよりも非常に運用コストが高い
  • 長期的な安定運用を考えるなら、目先の安定性にとらわれて債券やリートを含んだバランスファンドではなく、イノベーションの発信源である米国株に投資すべき

初心者であるからこそ守りに入るのではなく、攻めて攻めて攻めまくり米国株に投資していくことで中長期的に大きな資産を目指しましょう。

これだけ超低コストの米国株インデックスファンドへの投資が簡単な時代はありません。

私が投資を始めた20年前には年間0.1%の信託報酬で米国株インデックスファンドに投資できるだなんて、想像もできませんでした。

この幸運な時代にあえて運用パフォーマンスが劣りコストが高いみずほ銀行のマイスタートを選ぶ理由はありません。

ぜひあなたも変化やリスクを恐れず、超低コストの米国株インデックスファンドに取り組んでみてください。

SBI証券
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