株価が乱高下する中でも安定した運用をしたい!って思いませんか?

年齢的にも中年になってくると運用でも安定を求めるようになりますね。

安定運用といえば思い浮かぶのは不動産投資です。

不動産に投資する方法として個別不動産を買う以外に、Jリートに投資する方法もあります。

私は現在個別のJリートに分散投資してほぼ毎月分配を受け取っています。

Jリートは本来的に株式等に比べれば価格変動幅がはるかに少ないはずです。

実際通常Jリートの株価の変動は非常にマイルドなのですが、昨今のような市場が混乱している状況では少なからず価格変動があります。

そこで値動きのある個別Jリート銘柄ではなく、JリートのETFに投資すればより株価が安定し配当も安定的にもらえると思いませんか

ただ、ETF投資に切り替えることであまりにも配当利回りが低くなってしまうと配当金で生活費をまかな上で困ってしまいますよね。

今回はJリートに投資するETFについての情報をまとめ、投資方法を検討していきます。

本記事の対象と読んで得られること
    • 対象:安定運用を求めるけれども配当も欲しく、かつ個別Jリートだとまだリスキーだと感じる安定志向の投資家。
    • 得られること:JリートETFをポートフォリオに組み込むための基礎知識

JリートETF利回りと純資産総額まとめ

以下でJリートETFについて一覧でまとめてみました。

安定しているとはいえ、かならずしも将来を保証しないのでご注意ください。

コード名称配当
利回り
純資産総額
(億円)
1343(NEXT FUNDS)東証REIT指数連動型上場投信3.82%3,263
1476iシェアーズ・コア Jリート ETF3.98%2,144
1597MAXIS Jリート投信3.99%1,273
1488ダイワ上場投信-東証REIT指数3.97%1,244
1345上場インデックスファンドJリート隔月分配3.98%2,138
1660MAXIS高利回りJリート投信4.22%120

(利回りは、2020年6月18日時点)

配当利回りはだいたい同じくらいで、総じてJリートETFは表面利回りが4%弱です。

現時点の利回りが維持されれば、JリートETFだけでも4%弱の利回りを実現することができます。

つまり、税引き後3.2%です。

これは配当金生活を実行する際の最低配当利回り3.5%には届きませんが、JリートETFの安定性を考えると魅力的な水準です。

同じ金額を銀行に預けて金利をもらった場合殆ど金利はつきませんので、預金と比べると圧倒的に利回りは良いですね。

Jリート自体は複数の不動産に分散投資していて、JリートETFはそれをさらに複数まとめたものですので値動きは一般的にはかなり安定します。

超安定で配当利回り4%弱もらえるのであれば、JリートETFもアリだと感じました。

JリートETFの運用対象指数は何か

JリートETFが運用対象としている指数は東証REIT指数が多いですね。

銘柄別に対象指数を見てみると以下となります。

  • 東証REIT指数 1345, 1476, 1597, 1488, 1595, 1597
  • 東証REIT Core 2517
  • 野村高利回りJリート 1660

ぶっちゃけた話REIT指数毎の大きな違いがあるとは思えませんので、JリートETFの投資判断において運用対象指数についてこだわりを持って検討する必要はありません。

JリートETFの分配金の支払いタイミング

JリートETFの分配金の支払いタイミングについても見てみましょう。

これによりどういう組み合わせがいいのかがわかります。J

リートETFの配当金を生活資金の一部として使う場合は、分配金をできるだけ毎月もらえるような銘柄の組み合わせを保有するといいですから。

分配金の支払い方としては、隔月分配と四半期ごとの分配に分かれます。隔月分配は1345の一つだけであとは四半期ごとの分配金支払いです。

隔月分配のJリートETF

1345上場インデックスファンドJリート隔月分配が隔月分配です。

ETFの名前のとおりですね。

隔月分配の1345については決算期の翌月の17日前後に支払われているようです。よって、分配金の受取は

12月、10月、8月、6月、4月、2月お17日前後

となります。

四半期分配のJリートETF

次に四半期ごとの分配金支払い銘柄ですが、

1343、1476、1597、2517はすべて

分配金支払いは12月、9月、6月、3月です。

その他、

1488は、分配金支払い月:1月、10月、7月、4月

1488は東証REIT指数を対象としていますが他のREITとは分配金支払い月が違うことに注目しましょう。

1660は、分配金支払い月:2月、11月、8月、5月

となります。

毎月分配金をもらうためのJリートETF銘柄の組み合わせ

JリートETFで安定運用しつつ、できるだけ分配金を受け取る月を増やす戦略をとった場合の銘柄の組み合わせの一例を紹介します。

4つのJリートETFを組み合わせることで毎月分配を実現できます。

具体的には、

  • 1345 上場インデックスファンドJリート隔月分配
  • 1488 ダイワ上場投信-東証REIT指数
  • 1476 iシェアーズ・コア Jリート ETF
  • 1660 MAXIS高利回りJリート投信

    の組み合わせです。

    毎月分配金を受け取るためには1345, 1488, 1660は必須で組み入れる必要がありますが、分配金受取りが3月、6月、9月、12月のものはiシェアーズ・コア JリートETF以外にも選択肢がありますのでどれが良いかはさらなる検討が必要です。

    分配金受領月を一覧表にすると以下のようになります。

    分配金受取り月銘柄1銘柄2銘柄3銘柄4
    2019年1月1日1488
    2019年2月1日13451660
    2019年3月1日1476
    2019年4月1日13451488
    2019年5月1日1660
    2019年6月1日13451476
    2019年7月1日1488
    2019年8月1日13451660
    2019年9月1日1476
    2019年10月1日13451488
    2019年11月1日1660
    2019年12月1日13451476

    なお、1660は時価総額120憶程度と小さく流動性に懸念がある方がいらっしゃるかもしれません。

    その場合は以下のJリート個別銘柄を一部組み合わせることでも毎月分配金受領が実現できますよ。

    • 福岡リート(分配金受取11月、5月)時価総額1046億円、利回り5.17%
    • 阪急阪神リート(分配金受取8月、2月)時価総額917億円、利回り4.76%

    個別Jリートのリスクを取るか、1660の資産規模の小ささを取るか、リスクの取り方の違いですが、どっちでも大差はないです。

    まとめ

    JリートETFの情報をまとめてみました。

    安定した運用を求める中年投資家にとっては、平均利回り4%弱で毎月分配を受け取れるポートフォリオを組めるJリートETFは投資の有力な選択肢です。

    Jリートの株価が大きく下落し、利回りが改善されたときには、JリートETFへの投資を真剣に考えるべき時ですよ。

    あなたも安定的な配当を得るべく、JリートETFを検討してみてください。

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