コロナウイルス騒動で都内でもめっきり外国人観光客が減りましたが、今後はどうなると思いますか?

このままインバウンドはずっと消滅するのでしょうか?

いまは、あれだけいた中国人観光客を殆ど見なくなり、タイなど他のアジアからの観光客も見かけなくなりました。

このインバウンド客の急激な減少は企業業績に悪影響を与える可能性が高いですが、私は中長期的には心配をしていません。

何故なら私はインバウンド客はこれからも大きく増え、インバウンド需要に対する投資機会はますます増えると考えているからです。

今回は日本のインバウンド需要はこれからも大きく増える理由と投資機会について紹介します。

本記事の対象と読んで得られること
    • 対象:日本での中期的な成長分野であるインバウンド市場に投資家として興味がある人
    • 得られること:インバウンド客が今後も大きく増える可能性が高いことが数字でわかります。
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日本のインバウド客の水準は国際比較で低すぎる

日本のインバウンド客の人数と人口を比較すると、国際比較で見て低すぎることは明らかです。

以下の表を見て下さい。

国名2017年の
インバウンド人数
人口人口一人あたり
インバウンド人数
France86,861,00066,822,0081.30
Spain81,786,00048,958,1601.67
United States76,941,000328,131,0720.23
China60,740,0001,372,088,1920.04
Italy58,253,00062,137,8000.94
Mexico39,291,000121,116,9600.32
United Kingdom37,651,00064,769,4520.58
Turkey37,601,00084,273,1920.45
Germany37,452,00080,594,0160.46
Thailand35,592,00068,734,5600.52
Austria29,460,0008,224,4423.58
Japan28,691,000126,451,4000.23
Hong Kong SAR, China27,884,0007,279,7253.83
Greece27,194,00010,768,4772.53
Malaysia25,948,00031,381,9920.83

(データソース:International tourism, number of arrivals,The World: Population (2017) - Top 100+)

欧州の国は陸続きという利点があるので比較対象としては適しませんが、コロナウイルス騒動前でも日本のインバウンド客数は

  • トルコ:3,700万人
  • タイ:3,500万人

に比べても低い水準です。

私も世界中いろいろな国を旅しましたが、日本ほど全土に観光資源がある国も少ないと感じます。

タイを比較対象として考えるとタイで旅行客が行くところとしては、バンコク、プーケットあたりがメインですが、日本は北海道から沖縄まで全土に観光地が多くあります。

タイやトルコは人口一人あたりのインバウンド客が0.45-0.5人の水準なのに対し、日本はたったの0.23です。

2018年の実績ベースでも0.25人しかありません。

タイやトルコに比べて日本の観光資源が少ないわけではないので、これら二つの国と比較すると日本のインバウンド客数は相対的には未だに圧倒的に低い水準にあると言えます。

日本の物価はめちゃくちゃ安いので旅行に来やすい

日本は観光資源が多いというのはインバウンド客が増える要素ですが、昨今大きく増えたもう一つの要素が物価です。

要は日本は物価がめちゃくちゃ安いので旅行に来やすいのです。

ホテル代であれば(少しいいすぎかもしれませんが)バンコクと同等レベルと考えてもいいくらいです。

国内交通費が多少高いですが、外国人旅行客はジャパン・レール・パスを使えるので問題はありません。

食費はめちゃくちゃ安いですしね。

シンガポールに6年近く暮らした後日本に戻ってきて、物価のあまりの安さに驚愕したのを覚えています。

シンガポールだとラーメン一杯2000円くらいしますが日本だと800円から高くても1000円ですし、お寿司食べにいってもシンガポールなど海外の半額くらいですね。

日本には美味しい日本食が多くあり、かつ海外で食べるのに比べるととても安いのです。

ホテル代が安く、交通費はジャパン・レール・パスで安く済ませることができ、美味しい日本食を海外よりめちゃくちゃ安く食べられるのですから、仮に観光で見飽きたとしてもインバウンド客はリピート客として何回も来ると思います。

日本のインバウンド客数は年間5,700万人のレベルまで増える

仮に日本のインバウド客数がタイと同じ水準になったとすると、人口一人あたりのインバウド客数は0.45人程度まで増加します。

この結果として、日本のインバウド客数は年間5,700万人のレベルまで増えると思います。

2018年のインバウド客数が3,119万人でしたから、2018年の水準と比べて2,581万人、つまり1.8倍まで増えます。

いま外国人旅行客が多すぎる!!とか思っている人はいると思いますが、将来の日本はこんなものではない状態になります。

2017年から2018年の外国人旅行客の増加率が8.7%でしたので、仮にこの増加率が続くとすると2025年に外国人旅行客が5,600万人を超える水準になります。

インバウンド客数が1.8倍になるというととんでもない人数のような気もしますが、おそらく将来この状態になります。

コロナの影響で一時的にはインバウンド客は消滅していますが、ワクチンが開発され感染症対策も十分にできるようになり、人々の自由な海外渡航が可能になったら数年で一気に年間5,700万人のインバウンド客が来る時代が来るかもしれませんよ。

年間インバウンド客数が5,000万人を超えたときの投資機会

年間のインバウド客数が5,000万人を超える水準になると想定すると投資機会が非常に大きいです。

投資機会の筆頭はホテル産業です。

投資機会としては、

  • H.I.S
  • 共立メンテナンス
  • TKP
  • グリーンズ
  • ABホテルズ
  • サンフロンティア不動産
  • 日本ビューホテル
  • 藤田観光
  • いちごホテルリート
  • 森トラスト・ホテル・リート
  • JR東日本
  • JR西日本
  • 阪急阪神ホールディングス

あたりの中から暴落した銘柄を鉄の意志で拾っていくのがいいですね。

まとめ

インバウンド需要はこれからも大きく増える理由と投資機会について紹介しました。

日本のインバウンド旅行客の人数が年3,000万人を超えたというのは大きなことですが、タイやトルコと同等の水準でインバウンド旅行客が来るようになれば年5,700万人を越えることが合理的に予測できます。

インバウンド旅行客の数がいまより2,000万人以上も増えれば、当然ホテルの需要が高まるのでそこには確実な投資機会があると思うのです。

インバウンド需要のように統計的に予測できるものは高い確率でそのとおりになりますので、投資としては固いのではないでしょうか。

ホテル間の競争は激しくなるでしょうが、市場全体が大きく成長するのですからどのホテル事業者にとってもチャンスはあります。

ホテル関連銘柄の株が暴落したときに拾っていき、5-6年後の大きな市場拡大時に値上がり益を狙いましょう!!

インバウンド客は永久に増えていくものでもなく、年間5,700万人〜6,000万人くらいで高止まりするでしょう。

短期的にはインバウンド客が更に急増することによる期待から大きな株価上昇が狙えると思いますし、ホテルは長期的にも安定し稼働が期待できるので中長期の投資テーマとしてもおすすめですよ。

 

 

 

 

 

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