あなたは子供の教育費をどうやって貯めていますか?

高校までは高校授業料無償化政策などもあり資金面でも多くの人は問題ないと思います。

問題は大学です。

子供が私立理系に進んで大学院修士まで進むと仮定すると、少なくとも700万円近く必要でしょう。

いまから20年後にはグローバル化が進んで、多くの人が米国などの海外留学をするかもしれません。

大学で海外留学をした場合は生活費を含めて年間400万円くらいは掛かるでしょうから、4年で1,600万円です。

普通のサラリーマン家庭の場合、このような大きなお金は長期にわたり準備するしか方法がありません。

今回はこれから子供の教育費の準備を開始する人向けにおすすめの貯め方を紹介します。

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学資保険では足りないが、リスクヘッジのために加入したほうが良い

教育費を準備するというと、まず思いつくのは学資保険ではないでしょうか。

「学資」保険というように教育費を作るための保険です。

具体的な例としては、

  • フコク生命の学資保険 みらいのつばさ
  • 三井住友海上あいおい生命 5年ごと利差配当付こども保険
  • 東京海上日動あんしん生命 5年ごと利差配当付 こども保険

などがあります。

だいたい、月12,000-14,000円を積立て、事前に決めた一定の年齢ごとに祝い金を受け取り、合計の受取額が180万円〜200万円くらいの商品です。

支払った保険料に対する戻り率は、105%前後ですね。

学資保険は投資としてはひどい商品です。

仮に月12,000円を15年間投資信託で運用して、年間利回り7%で回せたとしましょう。

この場合、支払った金額は12,000円x12ヶ月x15年=216万円ですが、15年後の資産は380万円になります(計算式は、=FV(0.07/12, 12*15, -12000))。

つまり、支払った金額に対して戻ってくるお金は1.76倍になる計算です。

純粋に資産の効率性を考えると学資保険なんて入るべきではないということになるのですが、実は違います。

学資保険の最大のメリットはあなたが死亡したり高度障害状態になった場合、以後の保険金の支払いは不要で祝金・満期保険金は満期支払ったのと同様にもらえることにあります

学資保険によっては養育年金が支払われるタイプもあります。

つまり、学資保険は教育費を貯めるために使うのではなく、あなたに万が一があった場合でも子供の教育費に影響がないようにリスクヘッジするために使うものです。

このため学資保険で教育費を全部賄おうとするのは合理的な判断ではないのです。

学資保険はリスクヘッジのために入るべきですが、学資保険に入ったからOKなのではなく、それ以外に別途教育費は貯めるべきです。

基本的には投資信託の積立投資がおすすめ

教育費は基本的には大学の費用をまかなうために準備すればよいです。

つまり、子供が0歳のときから考えると17年くらいは運用期間があります。

なかには飛び級で上がっていく子供もいると思いますが、飛び級できるくらいなら余裕で奨学金を取れるので大丈夫です。

17年先に海外留学をさせると考えると、1,600万円くらい準備しておいたほうがいいですね。

1,600万円も貯めるの無理だよ!

と思うかもしれませんが、実は計算上はそんなに難しくありません。

月45,000円を年間利回り7%で17年運用すると、17年後には1,755万円くらいになります。

実際には利益に対して税金が引かれてしまいますが、つみたてNISAを併用して運用すれば17年で1,600万円を貯めることはそんなに困難ではありません。

学資保険や貯金で1,600万円を貯めようとすると非常に厳しいですが、投資信託を使い長期で運用すれば(100%確実ではないですが)十分に実現可能です。

教育資金の運用にリスクのある商品を使って良いのか

投資によって教育費を作ったほうが良いというと

投資して失敗したら、子供の教育費どうするんだ!

という人が出てくると思います。

それはその通りです。

投資である限り100%成功はありません。

ただ、考えてみて下さい、

以下のどちらがいいですか?

  • 100%確実に教育費が足りない
  • リスクはあるが、子供の海外留学費もまかなえるくらいの教育費が作れる可能性がある

後者のほうが期待値が高いので良いと思いませんか?

試しに過去20年のS&P500のチャートを見て下さい。

ITバブル絶頂期の2,000年と比較しても、2019年現時点の株価は20年で二倍になっているんですよ。

米国のS&P500のチャートのように今後も右肩上がりで米国株が上がっていくのであれば、米国株の投資信託に長期で投資すれば十分に年間利回り7%で回すのは可能ですし、そんなに大きなリスクがあるとは思えません。

もちろん、運用している途中には含み損になることは必ずありますが、それが永久に続くわけでもないでしょう。

未来なんて常に不確実です。

100%確実な方法を選択した場合、リスクを取った人に間違いなく負けますよ。

不確実な未来を切り開いていくときに常にリスクはつきものです。

私だったらリスクを取らずに17年後に教育費が足りなくて、確実に子供を海外留学させてあげられない状況は選びません。

確実に子供を海外留学させられない未来より、多少リスクはあっても子供に海外留学の選択肢をあげられる未来を選びます。

子供の教育費には毎月いくら学資保険と投資に回せばよいのか?

最後に子供の教育費のために毎月いくら準備すればよいか計算してみましょう。

幼稚園から高校まで私立で、大学から海外留学するという若干極端な場合を想定します。

これを上回る資金は不要でしょうから。

  • 私立幼稚園:3年で150万円
  • 私立小学校:6年で1,000万円
  • 私立中学校:3年で400万円
  • 私立高校:3年で300万円
  • 大学の海外留学:4年で1,600万円
  • 合計:3,450万円かかります。

金額を丸めて3,500万円教育費を用意すればいいです。

17年で3,500万円貯めないといけないので、毎月の積立投資金額としては90,000万円投資が必要です(=FV(0.07/12, 12*17, -90000))。

もしものための学資保険を月12,000円と想定すると、合計で月102,000円教育費に回せばいいという計算になります。

マイホームを買ったり自家用車を買ったりしていると難しいですが、月10.2万円くらい教育費に回すのはなんとかなるのではないでしょうか。

一人くらいだと副業しなくてもなんとかなるでしょうが、子供が二人いる場合はブログなどで副業して稼いで教育費を捻出しましょう。

まとめ

子供の教育費の貯め方として、

  • もしものために学資保険は入りつつ
  • 基本は米国株投資信託の積立投資

をするのがおすすめであることを述べてきました。

投資先は中長期で上がる市場であればどこでもいいのですが、過去を振り返ると米国の株価が一番安定して強かったため米国株投資信託を使うのが良いと思います。

月の投資金額としては、子供一人あたり学資保険+9万円の積立投資を設定するのがおすすめです。

けっこう大変な金額ではありますが、子供のために副業なども含めて頑張りましょう!

子供が大きくなったときに海外留学なども含めて、いろいろなオプションを可能にしてあげると子供の未来が大きく広がりますよ。

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