株価が10倍以上になるテンバガー候補銘柄を見つけとして、あなたは保有し続けられますか?
株価が10倍になる局面では、当然2倍、3倍、4倍とどんどん株価が上がっていきます。
私も含めて多くの人はテンバガー候補銘柄を保有し続けられずに、途中で売ってしまうと思います。
その結果として、
と思うわけです。
私も米国株のGilead Sciencesへの投資では途中で売ってしまって、テンバガーを達成できませんでした。
今回は私の過去の経験からテンバガー候補銘柄の株価が上昇していく局面で株を保有し続け、テンバガーを達成するための方法について考えてみます。
- 対象:テンバガー候補銘柄に今から投資する投資家
- テンバガー候補銘柄を株価上昇局面で保有し続けるための方法がわかります
テンバガー候補銘柄の株価上昇局面で起こること
テンバガー候補銘柄として狙う銘柄は、基本的には小型株か中堅株です。
私が以前紹介したテンバガー候補銘柄の選び方では、時価総額200億円以下で選んだら良い、と書きましたが、時価総額200億円以下といえば相当マイナーな株です。
売上や利益が確実に大きく上る見込みがあるのであれば、既に株価は大きく上がってしまっていると思います。
逆に言うと、現時点で株価が大きく上がっておらず、時価総額200億円以下ということは、売上も利益もまだまだ安定しない状態だと思います。
不安定だからこそ大きく変わる可能性に期待ができますね。
この結果、テンバガー候補銘柄に起こることは
- 売上や利益が決算期によって大きく変動する
- その上、マイナーな銘柄で証券取引所での売買高も大きくないので、株価は大きく変動する
ことです。
売上や利益は中長期的には伸びていますが、株価は大きく変動します。
大きく上がるときもあるでしょうし、時には大きく下がります。
そういった株価の変動を繰り返しながら、株価10倍を目指していくのがテンバガーでしょう。
テンバガー候補銘柄を持っている投資家心理
テンバガー候補銘柄を保有している投資家心理はどうなるのでしょうか?
私は米 Gilead Sciencesではテンバガーの途中で売却してしまい、ADRで買っていたインド・タタ・モーターズでは一応テンバガー近くまで保有することに成功したことがあります。
その経験からテンバガー候補銘柄を保有している投資家心理を説明すると、2倍、3倍の段階では気が気ではないです。
株価の上下に一喜一憂し、株価が下落するとずっと下がり続けてせっかく2倍、3倍になるまで保有したのが無駄になるんじゃないかととても心配になります。
4倍、5倍くらいになると爆益状態に心理的に慣れてくるので、株価の変動に一喜一憂しなくなります。
株価が2倍、3倍くらいのときに、何かの原因で20%-30%株価下落したところで売ってしまいたい衝動に駆られます。
例えば、100万円を投資して株価が3倍の300万円になったとしましょう。
そこで何らかの原因で株価が30%下がって210万円になったときに、
と思い、売却してしまうのが最悪です。
もともとテンバガーを目指して保有しているのに、途中で多少株価が変動したからと言って株価2倍ちょっとで売ってしまったわけですから。
きっともっと下がるから、下がったときに買い直そう、とか思いますが、そんなうまく行動できるわけが無いです。
既に株価の変動に狼狽して売ってしまっているあなたが、機動的に株価下落局面で再度同じテンバガー候補銘柄を拾える保証はどこにもありません。
テンバガー候補銘柄を見つけて株価が上がる確信があるなら、保有し続けましょう。
ただ、人間の心理は弱いものなので、保有し続けるための仕組みが必要です。
テンバガー候補銘柄を保有し続けるための方法
テンバガー候補銘柄を株価10倍になるまで保有し続けるためにはどうすればいいのでしょうか?
結論から言うと、普段使っている証券会社とは別にテンバガー投資専用の証券口座を開くと良いです。
しかも、マネーフォワードのような家計簿アプリと連携していない証券会社をあえて選ぶのが良いです。
日々証券会社の口座を見ないようにすれば、株価の上下に一喜一憂することなく、放ったらかしている間に株価10倍を達成できるということです(もちろん、銘柄選定で成功する前提ですよ)。
その証券会社のアプリはスマホに入れずに、あえてパソコンからしか口座状況を見られないようにしておくとなお良いですね。
人間は弱いものなので、証券口座を日々見ていると余計な判断をしてしまいます。
この余計な判断を遮断するために、証券会社をあえて分けるのです。
私は米国株の超長期投資で米国のFirstrade証券を使っていますが、たとえPaycom Softwareの株価が3倍になっても売ろうという気は起こりません。
なぜなら、普段は株価を見ないからです。
Firstrade証券の場合は特定口座などではないので、売却して利益を出すと確定申告が面倒くさいですし、米国から資金を日本に持ってくるのも面倒くさいです。
あえて、面倒くさい証券会社を使うことで、「株価が上がったから売りたいなあ」という余計な心理を抑え込むのです。
テンバガー投資専用口座の条件は、
- マイナーな証券会社であること
- マネーフォワードで連携できないこと
- 日本株と米国株両方扱っていること
です。
テンバガー候補を狙うときは米国株を使うかもしれませんので、日本株専用ではなく米国株も取引できる証券会社を使うといいですよ。
そして、テンバガー専用証券会社のスマホアプリは使わず一旦投資したら日々残高は確認しない、これが鉄則です。
テンバガー専用証券会社にはDMM株がおすすめ
テンバガー候補銘柄を保有し続けるための証券会社としてはDMM.com 証券がおすすめです。
おそらくこの時期を読んでいる方は投資経験があって、大手ネット証券は幾つか口座を開設して日々投資をやっていると思います。
既存の大手証券の口座は自分のメインの資産の運用に使うべきです。
DMM.com証券は進行の証券会社で日本株と米国株を取り扱っています。
テンバガー投資の場合、10倍になるまで売らずに耐えるので売買手数料の安さはあまり関係ないのですが、それでも50万円以下の取引で税抜き180円という安さは魅力です。
また、非常にマイナーな証券会社であるのが逆に良いです。
家計簿アプリマネーフォワードと連携できませんので、マネーフォワードで日々確認しまくるということもありません。
まとめ
人間の心理は弱いので握力強くテンバガー候補銘柄を保有できる人は多くありません。
株価が10倍になる途中で売ってしまうことを避けるために、
- マイナーな証券口座をテンバガー投資専用に設定し
- 家計簿アプリと連動させず
- スマホアプリも使わず
- あえて日々証券口座にアクセスするのを面倒くさいようにして、
自分自身が株価の変動によって余計な判断をしないことが重要だと思います。
自分が日々株価を確認したからといって上がるわけではないですし、株価を見ていればどうしても売ったり買ったり余計なことをしたくなります。
往々にしてテンバガーを実現させるための最大の敵は自分自身だったりします。
DMM.com 証券をテンバガー専用証券口座として使い、信じて買ったらもう株価は見ずに10倍になるまでほったらかしで待つ、これで良いと思います!