投資の格言で「卵を一つのカゴに盛るな」というものがありますが、安定した資産運用のためには昔から株、債券、不動産の3つに分けて分散投資する財産三分法が良いと言われています。

セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドのようなバランスファンドは、この分散投資を簡単に実現するためのものです。

もちろん、バランスファンドは一本に投資すれば自動的に世界中に株などに分散投資できるので簡単なのですが、信託報酬がやはり少し高めですよね。

もっと低コストで財産三分法が実現できないかと思い、超低コストでかつ積立投資が可能な財産三分法を考えてみたので紹介します。

本記事の対象と読んで得られること
    • 対象:安定的な運用を求め、かつ投資に時間を掛けたくない投資家
    • 得られること:超低コストで積立で財産三分法投資をする方法
スポンサーリンク

これからの財産三分法投資の考え方

まずは日本在住で日本円で給与をもらっている人向けのこれからの財産三分方法考え方について紹介します。

財産三分法ですから、

  • 債券
  • 不動産

の3つに分散投資します。

この際、日本株式・日本債券は投資対象から完全に外します

日本は中長期的に人口減少社会で大きな経済成長が見込めないため、日本株に投資しても大きなリターンが期待できません。

また、日本債券も海外債券に比べると利回りが低いので外します。

加えて、日本はいつ巨大地震がきてもおかしくない状況ですので、巨大地震で日本経済が壊滅的なダメージを受けるリスクを回避するためにも、投資においては日本株式・日本債券は完全に外しましょう。

投資すべきは、

  • 米国株式
  • 新興国株式
  • 先進国債券
  • 新興国債券
  • リート

の5つです。

これを世界のGDPのシェアに沿って分けていきます。

世界のGDPのシェアは

  • 北米27%
  • 中国16%
  • 欧州14%
  • 日本6%
  • インド4%
  • ブラジル2%
  • 韓国2%

といったところです。

資産配分なんてのはざっくりでいいので、ここから

  • 米国60%(欧州、日本も含め)
  • 新興国:40%(中国その他)

と割ります。

あとは、この比率に応じて超低コストのインデックスファンドを積立投資していけばいいだけです。

超低コストの積立財産三分法

超低コストの積立財産三分法は、超低コストのインデックスファンドを自動積立していくだけです。

今回は仮に月12万円の積立投資をする前提で計算してみましょう。

12万円を1/3づつ投資するので、

  • 株式4万円
  • 債券4万円
  • リート4万円

と分散させます。

株式、債券とも米国あるいは先進国と新興国の比率を60:40で割りますので

  • 米国株式2.4万円
  • 新興国株式1.6万円
  • 先進国債券2.4万円
  • 新興国債券1.6万円
  • グローバルリート4万円

と分ければよいです。

それを超低コストのインデックスファンドに適用すると、

  • 米国株式、楽天・全米株式インデックス・ファンド(信託報酬年0.1696%):2.4万円
  • 新興国株式、eMAXIS Slim 新興国株式インデックス(信託報酬0.20412%):1.6万円
  • 先進国債券、eMAXIS Slim 先進国債券インデックス(信託報酬0.1512%):4万円
  • グローバルリート、ニッセイグローバルリートインデックスファンド(信託報酬0.2916%):4万円

という組み合わせになります。

新興国債券が漏れていると思うかもしれませんが、新興国債券に投資する超低コストのインデックスファンドが存在しないので外しました。

ただ、これだと4つも分散投資するので面倒くさいですよね。

投資信託の数を減らしたい場合は、新興国株式インデックスファンドを外して

  • 米国株式、楽天・全米株式インデックス・ファンド(信託報酬年0.1696%):4万円
  • 先進国債券、eMAXIS Slim 先進国債券インデックス(信託報酬0.1512%):4万円
  • グローバルリート、ニッセイグローバルリートインデックスファンド(信託報酬0.2916%):4万円

の3つの分散投資することで、簡単に超低コストで積立財産三分法投資が実現できますよ。

新興国株式と債券が入っていませんが、世界経済がグローバル化し株式市場間の連動性が強いので、きちんと株式・債券・リートに分けていさえすれば新興国株式・債券が入っていなくても運用パフォーマンスには対して影響はしないはずですので、あまり心配しなくていいです。

まとめ

バランスファンドではなく、個別インデックスファンドの組み合わせで超低コストでの財産三分法を実現する方法を紹介しました。

個別インデックスファンドを組み合わせることで、全体の運用コスト0.204%という超低コストで財産三分法を実現することができますよ。

バランスファンドの運用コスト0.60%はラップ口座の2%の運用コストに比べると激安でしたが、自分で低コストインデックスファンドを組み合わせてポートフォリオを作ればバランスファンドのさらに1/3の運用コストで株式、債券、リートの3つの異なった資産への分散投資ができます。

個別インデックスファンドを組み合わせて運用するやり方はバランスファンド一本を管理するのに比べれば多少面倒ではありますが、ネット証券で一度自動積立設定をしてしまえばあとは年1回程度積立金額を見直すくらいしかやることはありませんので、バランスファンドを管理するのと対した違いはありませんよ。

いまは非常に簡単に自動積立による財産三分法での投資が実現できるようになりました。

あなたも安定した運用を求めるのであれば、ぜひ検討してみてください。

SBI証券
スポンサーリンク

Twitterでフォローしよう