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そろそろ決算シーズンも到来し、株式投資のチャンスも出てきます。

私は2018年の11月にふと思いついてブログを開始したのですが、これによりネットやテクノロジーのの世界にだいぶ興味が出てきました。

中国企業への投資の面では私は以前からバイドゥに投資しているのですが、それ以外の銘柄への投資も検討するべく、今回は中国の代表的なIT企業であるアリババ、テンセント、バイドゥの売上高を時価総額を比較してみました。

中国の会社はどうしても規模感のイメージがよくわかりませんが、この記事を通じて中国IT大手の規模感を把握できると思います。また、投資の検討のために中国IT大手のビジネス概況も記載しています。

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アリババ、テンセント、バイドゥの売上高の比較

まずは、3社の売上高を比較してみましょう。参考のためにヤフージャパンとGoogleの数字も横に入れています。また、2018年度の数字は6ヶ月間のみの数字です。

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売上高の面でいうと、アリババとテンセントが2017年度で約4兆円、3兆7千憶円(1USD=110JPY計算)、バイドゥが1兆3千億円とテンセントの半分くらい。

売上高ではアリババの伸びがすごく、テンセントとの差が少しづつ広がってきています。また、アリババは、Googleの売上の40%弱程度の規模感になります。

ヤフージャパンは日本のポータルでは最有力の会社ではありますが、中国のIT大手は規模の桁が違うのがグラフでわかると思います。

Googleが米国を含む全世界でビジネス展開をして年間売上高が約12兆円に対し、アリババ、テンセントは一部アジア太平洋のビジネスは含みますが大半は中国での売上で年間4兆円を売上ています。中国市場がいかに巨大化を感じられます。

アリババ、テンセント、バイドゥの時価総額の比較

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時価総額で見ると為替レートにもよりますがテンセントとアリババがほぼ同じで、テンセントが微妙に上回っている感じです。バイドゥははるかに小さい時価総額です(それでも時価総額6兆円を超えていますが)。

アリババ、テンセントは売上高でいうとGoogleの4割以下ですが、時価総額だとGoogleの55%くらいの規模ですので両社とも売上高の割には高い評価されている、あるいはGoogleの株価が安すぎる、かのどちらかでしょう。

これと比べた場合のヤフージャパンの時価総額の小さいこと。ヤフーは大きな会社のような印象を持っていましたけど、時価総額の面でも中国のIT大手はけた違いに大きいですね。

アリババ、テンセント、バイドゥの注目ポイント

中国の代表的なIT企業の3社ですが、私の印象では三社の力を入れるポイントはある程度分かれてきたようです。

  • アリババ:アリババ・クラウド
  • バイドゥ:AI
  • テンセント:電子決済?

アリババは、EC、電子決済等いろいろやってはいるのですが、売上高の伸びということではアリババクラウドが前年同期比90%伸び(四半期売上がUSD 825M)ているので、売上成長という観点ではアリババ・クラウドが最重要ポイントになります。

アリババ・クラウドは

  • アリババ・グループの売上高の7%を占めるまでに成長し
  • 現在でもYoY 90%で急成長中(2018年Q2)
  • 中国のIaaS(Infrastructure as Service)市場で2017年度には45.5%の圧倒的なシェアを占める

と非常に好調です。最近ではインドネシアで二カ所目のデータセンターを立ち上げるなどアジア太平洋地域への展開に力を入れています(参考:Indonesia's Second Availability Zone is Now Online)。米中摩擦等いろいろネガティブな要因はあるでしょうが、アリババ・クラウドの成長には非常に期待ができそうです。

バイドゥは

  • DuerOS
  • Apollo

という二つのAIプロジェクトに注力しています。DuerOSは会話型で家電、スマートホーム、自動車等様々なデバイスに展開されています。2018年Q3の決算発表によると、既に1憶4100万の端末に搭載されたとのこと(2018年9月現在)。Apolloはバイドゥが主導する自動車の自動運転のプラットフォームで、すでに10カ所で完全自動ミニバスの実験をやっているとのこと。

テンセントはいろいろやっていますが、どこにフォーカスしているのかがいまいちわからない印象でした。会社の規模が大きいのでそれでもいいんですけどね。何が当たるかわからないのでいろいろ手を広げているのかもしれません。

今のテンセントの主力ビジネスは

  • オンラインゲーム
  • ソーシャルメディア
  • 広告

です。アリババやバイドゥの決算書で注力ポイントが見えたのと対照的に、(あくまで個人的な印象ですが)テンセントは色々なことを満遍なくやっている印象を受けました。今のところはアリババ、バイドゥのように何か大きな変革を成し遂げようとしている印象はなく、オンラインゲーム、ソーシャルメディア、広告依存から抜け出せていない印象を受けました。

まとめ

アリババ、テンセント、バイドゥの売上高と時価総額、そして最後にビジネスの概況をまとめてみました。ITビジネスは研究開発投資がものを言う世界で、規模はとても重要です。私はヤフージャパンへの投資も検討していたのですが、ヤフージャパンの売上や時価総額の規模が中国IT大手に比べてあまりにも小さいことがわかったので、再考することにしました。

ビジネスの将来性という観点では、アリババの「アリババ・クラウド」、バイドゥのAIビジネスに非常に関心を持ちました。今後とも投資家の観点で研究していきます。

この記事を読んでみなさんも中国IT大手、特にアリババ、テンセントの巨大さが分かったのではないでしょうか。米中摩擦が起こっている中で中国企業への投資には大きなリスクがありますが、このような巨大な規模の会社に投資していないことは、逆に将来的にリスクになるのではないかと感じました。

投資判断は個々の判断ですが、みなさんもポートフォリオに中国IT大手を検討してみてはいかがでしょうか。

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