オーストラリア株の配当の源泉徴収は何%くらいだと思いますか?
オーストラリア株には配当利回りが高い銘柄も多く、配当狙いで投資を考えている人も多いでしょう。
ただ、オーストラリア株についての情報が少なく、配当の源泉徴収でどれくらい取られるのかがわからないのではないでしょうか。
今回私が実際にオーストラリア株の配当を受け取りましたので、実績ベースでオーストラリア株の配当の源泉徴収はどのくらいだったかについて説明します。
なお、今回の検証はあくまで私の環境下においてのものですので、あくまで参考程度にしてください。
オーストラリア株の配当源泉徴収は無しだった
結論から言うと、オーストラリア株の配当源泉徴収は無しでした。
米国株だと10%取られたり30%取られたりするので、実際に配当をもらうまではどのくらいの源泉徴収を抜かれるんだろうと戦々恐々としていたのですが、源泉徴収無しという驚きの結果でした。
源泉徴収がないのであれば、オーストラリア株は配当狙いの投資でフルに活用できます。
もちろん、日本居住者であれば日本で確定申告をして20%の所得税を申告することは必要です。
ただ、米国や中国の高配当株で配当に関する源泉徴収が課せられることを考えると、オーストラリア株の源泉徴収なしという優位性がわかるでしょう。
実際のオーストラリア株の配当を検証する
では、実際に渡しが受け取ったオーストラリア株の配当金額を検証してみましょう。
実際の状況は以下になります。
- 銘柄:Woodside Petroleum
- 保有数:300株
- 配当金受取日:2020年3月23日
- 受け取り金額:AUD 249.39
Woodside PetroleumのIRページから、Notification of Dividend Updateという資料を見ると一株あたりの配当金額はAUD - Australian Dollar $ 0.83131802と記載があります。
私は300株保有していたので300株x0.83131802=249.39となり、私が実際に受け取った金額と完全に合致します。
つまり、オーストラリア株の配当の源泉徴収課税はありませんでした。
なお、私がオーストラリア株に投資した方法も以下のように紹介しておきます。
私がオーストラリア株投資で使っている金融機関は、シンガポールのStandard Chartered Bank Singaporeです。
日本の金融機関を使っているわけではないので、日本から投資したら二国間協定等の都合でもしかしたら違う結果になったかもしれないという点は申し添えておきます。
オーストラリア株の代表的な高配当銘柄
オーストラリア株には魅力ある高配当株が多いです。
オーストラリアはまだ人口が増えている国ですから、中長期的な経済成長がまだ見込める数少ない先進国です。
グローバルな会社も多くあり、2020年の株式市場の大混乱で株価がとんでもなく叩き売られている状況です。
ここでオーストラリア株の代表的な高配当銘柄を紹介しておきましょう。
- Woodside Petroleum: 配当利回り 6.24%
- BHP Group: 6.77%
- Aurison : 6%
- Sydney Airport: 6.82%
- Rio Tinto: 6.26%
- SPDR S&P/ASX 200 Fund: 5.37%
オーストラリアの代表的な株価指数であるASX 200のインデックスファンドですら配当利回りが5%を越えていますよ。
米国の高配当株であれば米国での源泉徴収が課せられパフォーマンスが落ちますので、私は高配当株を狙うのであれば米国株よりもオーストラリア株への投資のほうが有利だと考えています。
まとめ
オーストラリア株の配当の源泉徴収はどのくらいかについて書きました。
私の投資環境では、オーストラリア株の配当の源泉徴収はゼロでした。
オーストラリアで一円も差し引かれることなく配当金全額を受け取ることができました。
これにより、海外高配当株投資でのオーストラリア株の魅力がますます増してきました。
2020年の株式市場大混乱で株価が大きく下がったところで超高配当のオーストラリア大型株に投資できれば、あなたの配当収入を一層強化できますよ。
日本からオーストラリア株に投資するのは少し難易度は高いものの全く不可能ではありません。
あなたなりの方法を探して、ぜひオーストラリアの高配当株への投資を検討してみてください。