ネット銀行のイオン銀行を使っている人は多いと思います。
イオンカードセレクトを持っていればイオン、マックスバリュなどでの日常の買い物がとてもお得になります。
また、イオン銀行には、銀行・クレジットカード・住宅ローン等の取引金融機関を一つに集約化できるだけの十分な商品ラインナップがあるので、取引金融機関の集約化を考えるときにはイオン銀行は有力な候補に上がると思います。
さて、イオン銀行では投資信託も扱っていますので、資産形成もイオン銀行にまとめられます。
イオン銀行の公式ホームページによると250銘柄を扱っているとのことで、投資信託を選ぶのが大変ですよね。
今回は多くの投資信託を扱うイオン銀行で、私が考える中長期の投資におすすめな低コスト投資信託を紹介します。
- 対象:イオン銀行での投資信託選びに悩んでいる投資家
- 得られること:イオン銀行の250銘柄の投資信託の中でベストと考えられる投資信託がわかります。
イオン銀行での投資信託の選ぶ基準
銀行での投資信託の選び方については、以下の記事を書きました。
結論として、当ブログがおすすめする選び方は、
- つみたてNISA対応銘柄
- 購入手数料が無料
- 投資対象は米国株式インデックスファンドか日本を除く先進国株式インデックスファンド
- 信託報酬がより安い銘柄
の基準を使って選ぶというものです。
今回はこの基準を使って、イオン銀行で中長期の投資に適した投資信託を選んでみましょう。
イオン銀行における投資信託選びの基準を満たす投資信託
銀行での投資信託選びの基準を満たす投資信託の選び方は簡単です。
まずは、購入手数料無料でスクリーニングします。
イオン銀行のホームページにいき、
「ファンドを探す」->「テーマや投資対象から探す」にアクセスし、「ノーロード」を選びます。
次に、「つみたてNISA対象ファンドに限定する」のボタンにチェックをし、つみたてNISA銘柄に絞ります。
そうすると購入手数料無料かつつみたてNISA対象ファンドのリストができます。
銀行で投資信託を選ぶ基準によれば、投資対象は米国株式インデックスファンドか日本を除く先進国株式インデックスファンドです。
この投資対象に該当する投資信託は、以下の3つです。
- 世界経済インデックスファンド
- iFree外国株式インデックス(為替ヘッジなし)
- iFreeS&P500インデックス
これら三銘柄の「比較」チェックボックスをクリックし、右下の「比較する」をクリックして比較しましょう。
運用コストを比較すると、
- 世界経済インデックスファンド:0.55%
- iFree外国株式インデックス(為替ヘッジなし):0.21%
- iFreeS&P500インデックス:0.25%
と三井住友トラスト・アセットマネジメントの世界経済インデックスファンドはiFreeに比べて明らかに高コストなので、ここで候補から外します。
そして、
- iFree外国株式インデックス(為替ヘッジなし):0.21%
- iFreeS&P500インデックス:0.25%
のどちらかを選べば良いと思います。
対象の株式インデックスは、
- iFree外国株式インデックス(為替ヘッジなし):MSCIコクサイ(日本を除く先進国株式インデックス)
- iFreeS&P500インデックス:S&P500指数(米国)
です。
ここで悩みどころは、両社の信託報酬の差が年0.04%しか違わないことです。
大きいといえば大きいのですが、実際の金額で考えると大した差ではありません。
仮に1,000万円投資したとして、信託報酬の差は4000円。仮に20年運用する場合、信託報酬の差は4000円x20年=80,000円です。
信託報酬は安い方を選ぶべきという基準は提示しましたが、ここまで差がない場合はより高い投資パフォーマンスが期待できる米国株式インデックスファンドを選んでも良いでしょう。
20年で8万円しか差がないのであれば、S&P500とMSCIコクサイとの運用パフォーマンスの差で一瞬でカバーできる可能性のほうが高い気がしますので。
イオン銀行は良心的な投資信託のラインナップ
イオン銀行の投資信託ラインナップは大手メガバンクに比べると良いのでしょうか?
以下の記事で三井住友銀行とみずほ銀行も良い投資信託のラインナップがあると紹介しました。
私が考えるにイオン銀行の
- iFree外国株式インデックス(為替ヘッジなし)(信託報酬0.21%)
- iFreeS&P500インデックス(信託報酬0.25%)
という2つの外国株式インデックスファンドは、以下の三井住友銀行とみずほ銀行のラインナップと同様に良心的な投資信託です。
- 三井住友・DCつみたてNISA・全海外株インデックスファンド(信託報酬0.27%)
- たわらノーロード 先進国株式(信託報酬0.216%)
なぜなら運用コストが低いからです。
その上で、イオン銀行の場合は、三井住友銀行とみずほ銀行にはない低コストの米国株式インデックスファンドを取り扱っています。
米国株式インデックスファンドの運用パフォーマンスは先進国株式や全世界株式インデックスファンドを上回る可能性があるため、イオン銀行の投資信託のラインアップは三井住友銀行とみずほ銀行よりも勝っています。
イオン銀行のイオンカードセレクトはイオンユーザーにとっては間違いなく最高のクレジットカードですし、投資信託のラインナップも消費者にとってメリットのある優れた銘柄を選んでいることで、イオン銀行はとても好感が持てますね。
まとめ
銀行での投資信託を選ぶ基準を使って、イオン銀行でのおすすめ投資信託を検討してみました。
当ブログでは、イオン銀行ではiFreeS&P500インデックス(信託報酬0.25%)をおすすめします。
イオン銀行は、三井住友銀行とみずほ銀行にはない低コストの米国株インデックスファンドを取り扱っている点で消費者にとってのメリットを考えています。
また、イオンカードセレクトというイオンユーザーにとってもオトクなクレジットカードを扱っているので、イオンをよく使う方はイオン銀行でiFreeS&P500インデックスを積み立て、クレジットカードもイオンカードセレクトというように、イオン銀行に金融機関を集約していくことがおすすめです。
これにより、金融機関の口座管理が圧倒的に簡単になりますよ。
大手メガバンクを使っている人は多いと思いますが、イオン銀行は投資の観点では大手メガバンクと同等かより優れた銀行ですので、ぜひイオン銀行での投資信託の積み立てを始めてみましょう。