5Gに投資する手段としては個別株を買うことと投資信託を買うという二つの選択肢がありますが、コストの違いはどのくらいあるのでしょうか?

今回は日本で一番人気の次世代通信関連 世界株式戦略ファンド[愛称:THE 5G]と5G投信の保有銘柄をコピーして個別株で投資した場合のコストの違いを検証してみました。

本記事の対象と読んで得られること
    • 対象:次世代通信関連 世界株式戦略ファンド[愛称:THE 5G]に投資を検討している投資家
    • 得られること:THE 5Gのコストが高いことがわかります。
スポンサーリンク

5G投信[THE 5G]の主な保有銘柄

ポートフォリオをコピーするために5G投信の保有銘柄をみてみましょう。

月次レポート (2019年02月28日)によると保有銘柄の上位と事業分野は以下の通り。

  • パロアルトネットワークス(ネットワークセキュリティ)
  • ザイリンクス(ロジック半導体)
  • アルティスUSA(CATV)
  • アリババ・グループ・ホールディング(中国総合ネット)
  • モトローラ・ソリューションズ(公共向け通信機器)
  • キーサイト・テクノロジーズ(電子計測器)
  • アナログ・デバイセズ(アナログ半導体)
  • シスコシステムズ(通信機器)
  • 村田製作所(電子部品)
  • ユニバーサル・ディスプレイ(有機ELディスプレイ)

5G投信のファンドの特色のところには以下記載があります。

主要投資対象ファンドにおける投資銘柄は、次世代通信関連企業の中
から、ファンダメンタルズ分析を通じて、成長性や株価の割安度を検証
したうえで選定します。

保有銘柄を見る限りは、5G関連を部品からネットワーク、セキュリティ、ECまで広くカバーしています。

5G投信[THE 5G]のコスト

次に5G投信を保有した場合にあなたが支払うコストがいくらかみてみましょう。

情報は「お申込みメモ」に書いてあります。

    • 購入手数料:3.24%(税抜3.0%)
    • 信託財産留保額:なし
    • 実質的な信託報酬:年率1.8264%程度(税抜1.74%程度)

仮に1,000万円を5年間投資した場合のコストを計算します。

購入手数料:32.4万円

信託報酬:年18.2万円 x 5年 = 91万円

売却時のコスト:0円

5年間の保有総コスト;123.4万円

つまり、5G投信は5年間保有すると投資金額1,000万円に対して12.34%のコストを支払うことになります。

また、5年を超えても保有を続ければ、年間18.2万円がかかり続けます。

5G投信[THE 5G]の銘柄を個別に買った場合のコスト

5G投信の保有銘柄はもうわかっているわけですから、

個別株に投資すればいいんじゃない?

という発想は浮かぶと思います。

一々個別株を買わないといけないというめんどくささはありますが、コストはどうなるでしょうか?

今回はこの10銘柄を四半期に一度2年に分けて買い、3年運用した場合のコストを計算します。

2年に分けて買うのは、株価は変動するので時間分散させたほうが価格変動リスクが抑えられるからです。

一回1銘柄あたりの投資金額は12.5万円です。

幸いなことに米国株には単元がなく1株から買えますので、12.5万円という少額でも投資を実行することは可能です。

マネックス証券が一番米国株の取扱銘柄が多いのでマネックス証券で投資する想定で計算しますが、SBI証券、楽天証券でも売買手数料は同じです。

米国株の売買手数料は

  • 約定代金の税抜0.45%(税込0.486%)
  • 最低手数料税抜5ドル(税込5.4ドル)
  • 手数料上限税抜20ドル(税込21.6ドル)

です。

12.5万円(USD 1,136@110)を投資する場合、

  • USD 1,136 x 0.00486 = USD 5.5 < 最低手数料 USD 5.4

ですから、最低手数料税込.5.4ドルが適用されます。

5G投信が保有している銘柄に個別株で二年に分けて投資して3年保有した場合の総コストは以下のように71,280円です。

    • 購入手数料:5.4ドル x 80回 = 432ドル = 47,520円(1米ドル = 110円の場合)
    • 保有にかかる費用:ゼロ
    • 売却時手数料:21.6ドル x 10銘柄 = 216ドル = 23,760円
    • 合計:71,280円

また、保有期間を3年以上いくら伸ばしてもコストは変わりません。

5G投信[THE 5G]と5G投信の保有株を個別に投資した場合のコスト比較

5G投信と個別株投資の場合のコストが出揃ったので、コストを比較してみましょう。

5年間の運用コスト
    • 5G投信[THE 5G]:123.4万円
    • 5G投信の保有株を個別に投資:7.1万円

個別株で買った場合のコストは、投信で買った場合のコストの5.7%にとどまります(5G投信のほうが17倍、116.3万円コストが高い)。

5Gは長期的なテーマなので5年以上保有した場合のコストの変化も見てみましょう。

5年以上保有した場合の追加コスト
    • 5G投信[THE 5G]:18.2万円
    • 5G投信の保有株を個別に投資:0円(株を保有しているだけならコストは掛かりません)

次世代通信関連 世界株式戦略ファンド≪愛称:THE 5G≫を投信で買うよりも、公表されている保有株を個別に買ったほうが圧倒的にコストが安いことがわかります。

投信を買っておけば投資家は他に何もやる必要がなくとても便利なのですが、投資で勝つという観点ではこの5G投信の保有コストは致命的に高いと思います。

まとめ

今回は次世代通信関連 世界株式戦略ファンド[愛称:THE 5G]の保有コスを検証してみました。

2019年3月末時点で純資産総額が2,600億円もある大人気投信ですが、保有コストが高すぎです。

私だったら、5G投信を買うくらいならホームページの月次レポートから保有銘柄情報をとってきて、マネックス証券で個別株に投資しますね。

多少面倒くさいですが、銘柄選定は投信を完コピすればよく、四半期に一度マネックス証券のサイトで購入ボタンを押す手間を惜しまないだけで5年間で100万円以上の運用コストの圧縮ができると思いますよ。

5Gは激アツのテーマですが、運用コストを考慮して投資しましょう。

5G銘柄に直接投資するなら、米国個別株を豊富に取り扱うマネックス証券がおすすめです。

口座開設はこちらからどうぞ。
マネックス証券

 

スポンサーリンク

Twitterでフォローしよう